明日、11月9日は119番の日。この日から、秋の火災予防運動が始まります(~11月15日まで)。家が燃えていたり、人が倒れているところに遭遇したら、119番に通報する必要がありますが、実際に119番に電話をかけたことがある人は少ないのではないでしょうか。119番は1分1秒を争う緊急通報です。いざというときのためにも、日頃からぜひ知っておいてほしいことをまとめました。

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●119番に通報したら、まずは「二択」!

「火災」「救急」「救助」などの緊急事態に対応してくれるのが消防・119番です。119番に電話をかけると、どうなるか知っていますか?ほとんどの人はパニック状態で電話をするため、話が飛んだり、しどろもどろになってうまく話が伝わらないのだそう。

 119番の通話は、まず“二択”から始まります。

「火事ですか? 救急ですか?」

 ウゥゥゥ~の赤い消防車か、ピーポーピーポーの白い救急車なのか、要請がどれなのかを把握したいからです。こういうときは焦って話そうとせず、落ち着いて消防のオペレーターから聞かれたことに答えれば大丈夫。

●119番に通報する際のポイント

 もし、通報する場合、何を聞かれるのか? どう伝えればよいのか?ポイントは次の4つです。

1.通報の目的
「火事」もしくは「救急」、どちらなのかをはっきり伝えます。

2.場所はどこか
住所がわかる場合は正確な番地や階数・部屋番号を、わからない場合は目印となる建物や電信柱の番地表示、交差点名などを伝えます。

3.何がどうしたのか
火事の場合は「住宅から火が出ているのが見える」「●●商事のビルの●階が燃えている」
救急の場合は「男性が意識不明で路上に倒れている」「交通事故で子どもがはねられた」などと、わかる範囲で具体的に伝えます。

4.通報者について
通報した本人の名前と電話番号を知らせます。
後から確認が取れるように、必ず自分の名前と電話番号を伝えましょう。

働く車両たち
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