ボジョレーだけじゃない、世界の新酒・ヌーヴォーを楽しもう!国産ヌーボーも要チェック! 〈tenki.jp〉|AERA dot. (アエラドット)

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ボジョレーだけじゃない、世界の新酒・ヌーヴォーを楽しもう!国産ヌーボーも要チェック!

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新酒はフレッシュな香りや味わいを楽しむのがコツ

新酒はフレッシュな香りや味わいを楽しむのがコツ

収穫直前のブドウ畑

収穫直前のブドウ畑

シンプルにチーズ・パン・ドライフルーツなどがオススメ

シンプルにチーズ・パン・ドライフルーツなどがオススメ

日本でもすっかり有名になったBeaujolais nouveau(ここでは「ボジョレー・ヌーヴォー」と呼びます)。
大手スーパーなどが値下げ競争を繰り広げたり、ペットボトルを導入するなど工夫されてきた半面、「ボジョレーはもう飽きた」「美味しくない」という話も……。
ちょっと待って!
ヌーヴォーの楽しみ方はいろいろあるんです。
お酒やお祭の好きな人に、楽しめるポイントをご紹介します!

ヌーヴォ―はボジョレーだけじゃない!

ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日は毎年11月第3木曜日。
今年2015年は、11月19日です。
本国フランスより早い解禁日を迎えることもあり、初物好き・新し物好きの日本人の間でブームを巻き起こしてきました。
猫も杓子も……の時代を経て市民権を得た一方、熱しやすく冷めやすい国民性気質(?)のせいか、いまやその人気は下降気味です。
でも、ヌーヴォーはボジョレーだけではありません。
ヌーヴォ―は「新しい」という意味で、つまり新酒のこと。フランスでは、ボジョレー地区以外でも多くの新酒が造られます。ロワール、ラングドック等、他地区で造られる地酒の新酒は「ヴァン・ヌーヴォー(Vin Nouveau)」と呼ばれ、豊穣を祝い、労働の疲れをねぎらうお酒として欠かせないものです。その年の日照や気温による違いがよくわかるからです。

各国のヌーヴォーいろいろ!

では、世界の新酒をチェックしてみましょう。
イタリアの「ヴィーノ・ノヴェッロ(Vino Novello)」は、イタリア語で「新しいワイン」という意味。
解禁日は2012年から10月30日になったので、もう今年のノヴェッロを飲んだ人もいるかもしれませんね。ブドウの品種はさまざまで、赤・白・ロゼと豊富な種類が楽しめます。
ドイツの新酒は11月1日が解禁日で、「ディア・ノイエ(Der Neue)」と呼ばれます。ミュラートゥルガウ種で造られた白ワインが主で、ほのかな甘さがある優しい味わい。
近隣のオーストリアには「ホイリゲ(heurige)」という新酒があります。居酒屋もホイリゲといいますが、本来ホイリゲは「今年の」の意味で、その年に収穫したブドウで出来た自家製ワインのこと。聖マルティン祭の11月11日が解禁日です。
ワイングラスではなくダイナミックに1/4リットルのジョッキで飲むのがオーストリア流。
その他、スペインの新酒はヌエボ(Nuevo)といい、サン・マルティンの日である11月11日が解禁日。(解禁日は12月第一週前後という説もあります)
また、南半球は季節が逆なので、オーストラリアでは5月、チリでは6月に解禁になります。
これらの新酒は生産量が少なく地元で消費されてしまうものがほとんど。ボジョレー・ヌーヴォーに比べて輸入量が格別に少ないのがちょっと残念ですね。

日本も負けてない!山梨ヌーボー。ヌーボーまつりにも注目!

日本ではその年の秋に収穫された酒米で仕込んだ日本酒の新酒を“初しぼり”といい、蔵元などでも初出荷を祝い、大切にしてきました。
明治初期からワイン造りに携わってきた歴史がある山梨では、日本固有の「甲州」と「マスカット・ベーリーA」で造られた新酒を「山梨ヌーボー」と名付け、お祭を開催しています。
2015年の解禁日である11月3日(火・祝)、東京・日比谷公園では「山梨ヌーボーまつり」として、山梨産の新酒ワインの有料試飲や即売会が行われます。
11月14日(土)、15日(日)には山梨小瀬スポーツ公園(甲府市小瀬町)でも開催予定。
その他、新潟(岩の原ワイン)、山形(蔵王スターワイン)、栃木(足利ココファーム)など、新酒を出しているワイナリーは数多くあります。
近年人気が高まっている国産ワインの実力を確認してみてはいかがでしょう。

ヌーヴォーは美味しくない? いえいえ、美味しい飲み方があるんです

ボジョレー・ヌーヴォーは単品種(ガメイ種)で造られていますから、この品種がキライな人にはお薦めしません。あくまで熟成度合いの少ないフレッシュな新酒だということを念頭に置いて楽しむのがコツです。
冷やして飲んでも渋さを感じないのはボジョレーならでは。逆に酸っぱさを強く感じたら温度を少し上げるとまろやかになります。喉越しで味わうだけではなく、じっくりと甘みや酸味、そして鼻に抜ける新鮮な香りを楽しんでください。
毎年同じドメーヌ(生産者)のヌーヴォーを飲むと、年毎のでき具合がわかるかも?
ちなみに、ボジョレー地区北部の38の村で醸造されたものだけが名乗れる「ボジョレー・ヴィラージュ」は、丁寧に収穫され厳しい基準のもと伝統的製法で造られたヌーヴォー。
いろいろなドメーヌのヌーヴォーを数種類グラスで試してみるのも楽しいですし、同じドメーヌのボジョレーとボジョレー・ヴィラージュを飲み比べるのも面白いですよ。
何の料理を合せるか迷った場合は、シンプルにチーズとパン、ドライフルーツやナッツなどがオススメ。ワインの魅力が引き立ちます。
秋の夜長、今年も無事に飲めることを祝って……1年に1度のお祭を楽しみましょう。
ヌーヴォー(新酒)に乾杯!


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