今宵、晩秋の夜空を翔る「オリオン座流星群」を眺めつつ

2015/10/21 11:00

秋の夜空は日毎に澄み渡り、星々が美しい季節になりました。 オリオン座流星群の見頃でもあるここ数日、星にまつわる季語というと…?

長袖の季節…月の入りを待ち、暖かくして観測しましょう 長袖で過ごすことが多くなり、秋も深まってきたなぁ~と思うころに毎年やって来るのが、オリオン座流星群です。 オリオン座流星群は、夏のペルセウス座流星群に比べますとやや観測数の少ない流星群ですが、夏の夜空より秋の夜空は空気が澄んでいますから、観測初心者の方でも見つけやすい、観測に相応しい季節でもあります。 2006年には一時間に60個~100個の観測も記録されており、その年は出現の極大が3~4日も続いたと言われています。 今宵は上弦の月。関東では23時半過ぎ、関西では24時前に月が沈みますので、その頃に夜空を見上げることをお勧めします。 最低気温もずいぶんと低くなってきましたので、十分に暖かくして観測してくださいね。 秋は夜…と言われる夜空の季語 さて、秋の季語には天文や気象にまつわる言葉が多く、どれも美しい言葉ばかりです。いくつかご紹介しましょう。 ・夜空の季語 『星月夜(ほしづきよ)』…澄んだ空に輝く星々のまばゆさを月夜にたとえた季語です。 『星飛ぶ(ほしとぶ)』…流れ星・流星の異称で、あっという間に消えてしまう様子が目に浮かぶ季語ですね。ほかに『星流る(ほしながる)』があります。 『月白(つきしろ)』…夜空に浮かぶ月の白さ…ではなく、月が昇ろうとしている時の空がほの白く明るくなるようすを表わしています。おしゃれな季語ですね。 『夕月夜(ゆうづきよ)』…新月から一週間ほど、上弦の宵月の夜を言います。この時期の月は夕方に昇り宵のうちに沈んでしまうことを表わしています。 いかがですか?どの季語も秋の夜空の情景をやさしく言い表していると思いませんか? 秋は夜…と言われる由縁ですね。 星にまつわる俳句、柊花選 流星群を眺める夜に相応しい、俳句を筆者の目線で厳選してみました。 【夕ぞらのいろの中から秋の星(ゆうぞらのいろのなかからあきのほし)】 三橋敏雄 【夕星を架けて漲る蜘蛛の糸(ゆうぼしをかけてみなぎるくものいと)】 大高翔 【流星の尾の長かりし湖の空(りゅうせいのおのながかりしうみのそら)】 富安風生 秋は夕方から宵、夜更けへと変わる空模様の順番に並べてみました。どれも秋の星を楽しむ想像力をかきたてる句だと思います。秋は誰もが詩人になれる季節です。星々を楽しむように、みなさんもぜひ、お気に入りの一句を探してみて下さいね。 今宵は流れる星に願いをこめて… 《参考文献》 俳句歳時記 秋 角川学芸出版編 ゼロから始める俳句入門 メディアファクトリー 国立天文台ホームページ

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