まだまだ日射しが強いとはいえ、ようやく秋の気配が感じられてきたこの頃。
気候的には穏やかな季節に向かってはいるものの、髪や頭皮は夏の紫外線にさらされ想像以上のダメージが。
このダメージ、放置しておくと髪のベタつきやカサつき、さらには薄毛や抜け毛を加速させることも。
誰にとっても薄毛や抜け毛はいやなもの。
そうならないための髪のお手入れのポイントと、究極の脱シャンプーライフをご紹介しましょう。

秋は抜け毛の季節。あなたはどんな悩みを抱えていますか?
秋は抜け毛の季節。あなたはどんな悩みを抱えていますか?

頭髪にストレス過度な夏が過ぎゆく今こそ……

抜け毛の悩みでAGA(男性型脱毛症)相談に訪れる人は、秋口が多いって知っていました?
これは、夏は汗をかくことが多く、不潔にしていて雑菌やカビが繁殖したり、さらに紫外線を浴びて頭皮が傷んだりすることが原因と考えられています。
また、冷たい飲み物や麺類などを多くとる、夏ならではの食生活もかなり影響しているとのこと。
というのも身体を冷やしてしまう食べ物は、頭皮の血流を悪くするため、毛根に栄養や酸素が行き届かず、その結果薄毛や抜け毛を誘発してしまうのだそう。
中国では、冷えることが健康によくないとされるため、夏でも常温のビールを飲み、あえて熱いものを食することで代謝を高め、暑さをしのぐといいます。
むろんこうした習慣は、中国の伝統医学に基づいたものですが、血流がスムーズであることは健康の証。
毛髪で気になることがあれば、冷たいものはなるべく控えるようにして、豆腐や納豆などの豆製品や、亜鉛を含むひじきやワカメ、アーモンドなどを摂取するようにしたいものですね。
ちなみに、これからが旬のナスやソバ、柿や梨などは、美味ではあるものの身体を冷やすため、食べすぎには注意しましょう。

単なる日焼けと侮らないケアが大切

病気やストレス、季節の変わり目から遺伝まで、抜け毛にはさまざまな原因がありますが、その進行スピードを遅らせるには適切なケアが大切です。
髪がベタつき、コシやツヤがない場合は、洗浄力が高く泡立ちのよいものを。
一方で、日焼けで乾燥気味の毛髪は、炎症を抑える低刺激で弱酸性のアミノ酸系シャンプー、あるいはホホバオイルなどの植物系シャンプーでやさしく頭皮から洗ってあげましょう。
シャンプー剤をしっかりすすいだあとは、仕上げに冷水で頭皮を冷やしクールダウンを。そして、シャンプー後は早めに乾かし、自然乾燥しないことが鉄則です。

髪のタイプや悩みにそったシャンプーを!
髪のタイプや悩みにそったシャンプーを!

究極の脱シャンプーライフとは?

髪にも頭皮にもやさしく、トラブル知らずの毛髪を目指すなら、お湯(38~40度のぬるめ)だけで髪を洗う「お湯シャンプー」もおすすめ。
1日1回のペースで始めるのが現実的なようですが、ニオイや頭皮のベタつきなど気になるようなら、最初は週末だけトライアル……というように、段階的にシャンプーの使用回数を減らしていくのがベターです。
化学成分はいっさいなし、しかもお財布にもやさしい究極の脱シャンプーは、毛根細胞が活性化されることで髪が増えるだけでなく、本来あるべき頭の常在菌が増えるため、健康&清潔さも保たれるそう。
実際に1年以上にわたって脱シャンプーライフを実践した人に感想を聞いたところ、髪に多少のキシみを感じるという女性の意見はあったものの、男性にはおおむね好評で、彼らの毛髪は見違えるほど豊かで、なぜか白髪も減り、若々しい印象だと言われることが多くなったそう。
さらに、長年の悩みであった薄毛が気にならなくなったという男性もおり、周囲も目を見張るほどの効果があったという報告も。
とはいえライフスタイルによっては、脱シャンプーライフは究極なお手入れ法となり、ハードルの高さを感じる人もいるでしょうが、興味のある方はぜひともお試しあれ!

トラブルや悩みが多いからこそ通説も多い!?

人それぞれ多種多様な悩みを抱えている頭皮&髪。
髪については遺伝に拠るところが多いのでしょうが、ウソかマコトか、さまざまな通説が多いのも事実です。
■刺激物ばかり食べていると髪が薄くなる
■日焼け、ストレス、寝不足でハゲる
■帽子をかぶってばかりいると薄毛になる
■海藻類を食べると髪の毛が増える
■ドライヤーは髪を傷める ……などなど。
最近ではこうした通説を覆す特集番組も数多く放映されていますが、身近で根深い問題だけあり、髪にまつわる都市伝説は多いもの。何より、健康的な食事と快眠を摂取することと、正しいヘアケアを早めに実践することが大切。髪質や悩みにそった正しいヘアケアで、毛髪の若々しさを保っていきましょう!

多種多様な悩みを抱えている頭皮&髪
多種多様な悩みを抱えている頭皮&髪