「ふるさと旅行券」なるものを、皆さんご存じですか?
「ふるさと納税なら知っている!」という人も多いとは思いますが、さらに手軽に利用できるのがふるさと旅行券なんです。
こちらもふるさと納税と同じく、地方の活性化を目的に今年4月から実施されていて、この旅行券を使うと、地域によっては半額ぐらいの割引率で旅行ができてしまうという驚きのクーポンなのです。
まだシルバーウイークの旅行先を決めてなくて……という方は必見!
ふるさと旅行券を使って、お得に旅行を楽しんじゃいましょう!

北陸新幹線&ふるさと旅行券で人気急上昇の福井県・東尋坊
北陸新幹線&ふるさと旅行券で人気急上昇の福井県・東尋坊

地方にやさしい「ふるさと割」とは?

2008年からスタートし、2015年4月に税制改正が行われた「ふるさと納税」は、地方にとっても納税者にとってもうれしい制度なのですが、少々手続きが面倒で……と感じている人もいるのではないでしょうか?
その点「ふるさと割」は利用者にとっても、もっと簡単な方法で気軽に使うことができるのです。
安倍内閣の目玉施策「地方創生」策のひとつとである「ふるさと割」とは、地方の経済を活性化させるため、各自治体が指定した旅行券や名産品を、消費者に割引価格で販売するというもの。
つまり、販売実績に応じて割引分を事業者などに助成する仕組みなのですが、もっとカンタンに言うと、自治体が国の予算を使って国民の旅費を割り引いてくれる、とってもお得な制度なのです。

驚きの割引率と、カンタンな購入方法

割引といってもどうせ数百円程度でしょ……と思っている方、あなどってはいけません。
ふるさと旅行券の魅力は何といっても割引率の高さにあり、場所によっては定価の半額ほどで旅行ができてしまうというから驚きです。
購入方法もとってもカンタン。
コンビニやインターネットの宿泊予約サイトなどで購入することができますが、ふるさと旅行券には枚数制限がありますので、早めに取っておくことがポイントとなります。
宿泊予約サイトからの購入ならば、そのまま宿の予約もできてとても便利。旅行の計画を立てている真っ最中!という人は、ぜひ活用したいものですね。

「ふるさと旅行券」で憧れのスポットへ

今年4月から実施されている「ふるさと旅行券」ですが、どの自治体も大人気で、あっという間に完売!という現象も珍しくないようです。
なかでも、4月20日からコンビニで発売された徳島県の「おどる宝島!とくしま旅行券」は、販売額1500円、額面3000円のクーポンですが、3万3000枚の限定発売が1カ月もたたず完売してしまったそう!
徳島のように安価なふるさと旅行券がある一方、高額クーポンを発行する自治体もたくさんあります。
例えば、宮城県で発行された4万円のクーポンは、8万円以上の宿泊料金の宿を利用できるというもの。
つまり、単純に1泊8万円の宿を予約したとしても、実質半額で泊まれてしまうことに。これはかなりお得ですね。もちろん、対象となる宿は決められているので事前の下調べが必要です。
そして注目は、何といっても沖縄の「うとぅいむち旅行券キャンペーン」でしょう。
離島をお得にめぐれるものや、ウイークデーキャンペーンなど内容は様々ですが、熾烈な争奪戦が予想される沖縄のふるさと旅行券。これから発行されるものもあるので、ぜひ各旅行会社などのHPをチェックしてみては。
今年は、北陸新幹線開通とふるさと旅行券の効果があいまって、シルバーウイーク期間中の国内旅行の人気は例年になく高まっている様子!
ふるさと旅行券を活用すれば、今まで行ったことのない穴場スポットや、手が出なかった宿泊先にもチャレンジしやすくなるはずなので、ぜひ上手に活用してくださいね。

一度は行きたい沖縄の離島もお得に行けちゃうかも……
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