海、プールの後は、特にしっかりヘアケアを

日本全国各地で猛暑続きの今夏。多くの人が海やプールに出かけたことでしょう。
楽しい夏のレジャーですが、海・プールから帰ってきたあとのヘアケアがとても大切になってきます。
潮風に吹かれただけでも髪がゴワつくといった経験は、誰しも一度はありますよね。それもそのはず、海水には塩分、プールの水には塩素が多く含まれており、これら塩分は髪にとっては不純物だからです。
そのため、海水やプールの水にさらされた髪には、いつも以上にしっかりシャンプーをしてあげることが大事です。
ただでさえ、ダメージを受けている髪ですから、シャンプーはなるべく刺激の少ないオーガニックシャンプーやノンシリコンシャンプーなどを使うとよいでしょう。
さらに、洗髪時は地肌をやさしくマッサージするようにすると◎。もちろん、体質によって合わないシャンプーもありますので、自分に合ったシャンプーを選びましょうね。

クーラーを使うなら加湿が必須

これだけ暑い日が続くとなかなかクーラーは止められないもの。でも、外の高気温と室内の冷たい空気の寒暖差でカラダは思った以上に疲弊しています。
さらに、この時期はクーラーの風に当たりすぎてか、ノドの痛み、頭痛、倦怠感、微熱、鼻水……といった症状に悩んでいる人も多いですね。
実はこのクーラーの風、髪にもよくはないんです。汗をかいた後はなおさらですが、急にクーラーの風に冷やされると血行不良を起こしてしまい、頭皮に十分な栄養が行きわたらなくなることもあるからです。
さらにクーラーの効いた室内は乾燥しがちです。
髪に栄養を補充してくれる頭皮のことを考えると、せめて湿度60~65%程度には保っておきたいところ。
クーラーの効きすぎでノドの痛み、皮膚の乾燥など、病院に行くほどではないけれどいつもと違うカラダの違和感を感じたら、クーラーと一緒に加湿器を併用してみましょう。
とくにクーラーをつけていないと眠れないという人は、加湿器を併用して眠りについてみては? 起床した時にノドや皮膚の状態がかなりよくなるかもしれません!

冷たいもののとりすぎに注意!

先述したとおり、髪の大事な成分はタンパク質です。
タンパク質といえば炭水化物・脂質と並ぶ三大栄養素の一つであり、血液や筋肉などカラダの主要部分を作る、人間にとっては欠かすことのできない大事な栄養素です。
とはいえ、夏はついつい冷たいものを取りすぎたり、水分の取りすぎによって食欲減退……という症状に誰もが陥りがちですよね。食欲が落ち、カラダが夏バテするのと同じく、髪にとっても夏バテは起きるのです。
そのため、髪の夏バテを防ぐために、肉や魚などタンパク質をしっかり摂取するよう心がけ、紫外線予防、シャンプーなどのヘアケア、室内の加湿と並行して、まずは食生活を整えてあげることからスタートさせてみましょう。
私たちは、目で見てすぐにわかる皮膚の日焼け等に気をとられがちですが、実は知らない間に髪も大きなダメージを受けているもの。夏バテ予防イコール髪のケアにもつながりますから、抜け毛の多い秋に備えて、今からしっかりお手入れしてあげることが、美しい髪を維持するポイントに。
もちろん、規則正しい生活(快眠、食事)こそが、髪にとっての最善のお手入れ法となるので、「疲れたな」と感じたら、夏の暑さの中で頑張ってくれているカラダをいたわってあげるためにも、滋養豊かな食事と、良質な睡眠を取ってエネルギーをチャージしてくださいね。