なぜ、こんなにも釧路は人気があるのでしょう。まず第一に、夏が涼しいこと。2011年から2013年の7、8月の最高気温の平均はなんと、21.7度 !! 本州以南で猛暑日が続く中、釧路の気温は高くても、せいぜい25℃ほど。エアコンなしで夜もぐっすり眠れます。1年のうち夏日(最高気温が25℃以上)になる日は、釧路はたったの5.5日!! 札幌49.1日、帯広44.5日と比べると、北海道の中でもいかに涼しいかがわかります。ちなみに東京は110.0日です。


次に、釧路は北海道で4番目に人口が多く、北海道の東部の中心地であること。買い物も病院も食事も、まったく困ることはありません。
そして、釧路は海沿いの町です。大きな漁港があるので、新鮮な魚介類がいつでも手に入ります。7月はツブ貝、8月はイワシやスルメイカ、そして9月はサンマや秋鮭…というように、四季を通じて旬の魚が食べられます。
さらに、釧路湿原をはじめ、知床半島、阿寒湖、摩周湖など、自然豊かな観光名所に近いのも魅力の一つです。
夏の夜霧にかすむ釧路の象徴、幣舞(ぬさまい)橋。霧もまた釧路の名物。
夏の夜霧にかすむ釧路の象徴、幣舞(ぬさまい)橋。霧もまた釧路の名物。

冬は北国の生活を楽しむ、春はスギ花粉から逃れる。四季を通じて人気の 「ちょっと暮らし」。

夏は気温が低くて人気の北海道ですが、反対に、“しばれる”冬も北国の生活を体験できるとあって、「ちょっと暮らし」は好評です。マイナス10℃、マイナス20℃の“未知の世界”を体験し、雪がある生活そのものを楽しもうと、暖かい地方から訪れる人も少なくありません。近くのスキー場で気軽にスキーやスノーボードを楽しんだり、公園でスノーシューなどのウィンタースポーツを満喫できるのも、人気の一つです。北海道の住宅は寒冷地仕様となっているので、冬の室内は快適です。一軒家を借りたとしても、寒くて困ることはありません。
また、北海道にはスギがないので、日本中が花粉症で悩む2、3月に、スギ花粉から逃れようと「ちょっと暮らし」をする人もいます。
今、北海道では、移住の受け入れに本腰を入れていて、自治体ぐるみで移住者に仕事の斡旋や暮らしのサポートをしています。また、移住したいと考えている人も年々増えていて、退職した世代をはじめ、30代、40代の働き盛りの世代が窓口へ相談する件数も多くなっています。「ちょっと暮らし」は、そんな移住生活のお試し版ですが、夏場の避暑として利用する人が多いのも事実。自治体としても訪れる人にはウエルカムで、車で行く際にはフェリー運賃が割引になるというサービスを設けているところもあります。
北海道への移住に関する公式ホームページはこちら ⇒北海道総合政策部 「北海道暮らし」 (http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/ckk/uiturn/iju-soku.htm#rinkusaki5)
暑い日が続きます。朝、新聞で「今日の最高気温」の欄を恐る恐る見て、その数字にうんざりする毎日です。しかし、日本中が「暑い暑い」と言っているなか、最高気温が20℃そこそこのところもある北海道。避暑に訪れる際、「ちょっと暮らし」という便利な選択肢もあるので、一度利用してみてはいかがですか。