鰻と梅干しを一緒に食べるのは本当にNG? 意外と知らない「食べ合わせ」の良し悪し 〈tenki.jp〉|AERA dot. (アエラドット)

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鰻と梅干しを一緒に食べるのは本当にNG? 意外と知らない「食べ合わせ」の良し悪し

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脂の乗った美味しい鰻……梅干しと一緒に食べても大丈夫??

脂の乗った美味しい鰻……梅干しと一緒に食べても大丈夫??

酢を使った「紅白なます」にすれば、食べ合わせの問題も解決

酢を使った「紅白なます」にすれば、食べ合わせの問題も解決

明日7月24日(今年は8月5日も)は土用の丑の日。
この日はちょっと奮発して、鰻(ウナギ)を食べようという人も多いのではないでしょうか。
ところで、昔から「鰻と梅干しを一緒に食べてはいけない」とよくいわれますが、どうしてそんな言い伝えが広まったのか、果たしてこの説は本当なのか……気になりますよね。
そこで今回は、意外に知られていない「食べ合わせ」の良し悪しについて、科学的な視点から探ってみました。

鰻と梅干しの食べ合わせは、むしろ理想的だった?

昔から「一緒に食べると身体に良くない」「食べ合わせが悪い」とされている食材の組み合わせ、皆さんはどれぐらいご存じですか?
「鰻と梅干し」「天ぷらとスイカ」などが有名ですが、なかには科学的に根拠のない(都市伝説的な?)組み合わせもあるようです。
実は「鰻と梅干し」の食べ合わせは、栄養的・医学的にまったく問題はなく、むしろ理にかなった相性の良い組み合わせなんです。
鰻に多く含まれるビタミンB1と、梅干しに多く含まれるクエン酸は、いずれも疲労回復に効果的な栄養素のひとつ。よって、鰻に梅干しを組み合わせることで、夏のスタミナアップ&夏バテ予防に大きく役立つというわけです。
さらに、梅干しの酸味が胃酸の分泌を促し、鰻の脂分の消化を助けるので、消化不良や食後の胃もたれを軽減してくれます。
にもかかわらず、なぜこの食べ合わせが悪いという説が広まったのでしょうか?
昔は、鰻の脂っこさと梅干しの酸味が刺激し合い、消化不良を起こすと考えられていたようです。また、サッパリとした梅干しは食欲を増進させ、高価な鰻を食べすぎてしまうことから、過食防止や贅沢への戒めという意味もあったようです。
消化不良を起こすという説は過ちとしても、過食防止や贅沢への戒めという点は、現代にも通じる訓示といえるかもしれませんね。

知らないうちにやっていた!? 定番料理に隠れた「悪い食べ合わせ」

では次に、科学的根拠のある「悪い食べ合わせ」をいくつかご紹介しましょう。
実は、いつもの定番料理に使う食材同士にも、意外に相性の悪い組み合わせがあるんです。なじみ深いメジャーな組み合わせだけに、食べる際は気をつける必要がありそうです。
【天ぷらとスイカ】
水分の多いスイカを食べると胃酸が薄まるため、油分の多い天ぷらと一緒に食べると、消化不良を起こす恐れがあります。胃腸の弱い人や下痢をしやすい人は、できるだけ避けたい組み合わせです。
【ホウレン草とベーコン】
ホウレン草に含まれる硝酸は、体内で亜硝酸に変化します。この亜硝酸がベーコンに含まれるタンパク質分解物と反応して、発がん性物質が生成されてしまうのです。
さらに、ベーコンに含まれるリン酸が、ホウレン草の鉄分やカルシウムの吸収を妨げるため、栄養的にも良くないとされています。
※ワンポイント/定番の「ホウレン草のベーコン炒め」を作る際には、ビタミンの多い野菜をプラスして、ホウレン草をサッと茹でてから炒めると、亜硝酸の変化や鉄分・カルシウムの吸収阻害を低減できます。
【焼魚と漬物】
魚を焼くと、タンパク質が分解されてジメルアミンという物質が生成されます。このジメルアミンが漬物に含まれる亜硝酸塩と結びつくと、ニトロソアミンという発がん性物質に変化することがわかっています。
※ワンポイント/ビタミンCにはニトロソアミンの生成を抑える働きがあるので、焼魚を食べる際はレモン汁などをかけるのがオススメです。
【ニンジンとダイコン】
ニンジンに含まれるアスコルビナーゼという酵素が、ダイコンに多く含まれるビタミンCを破壊してしまうため、栄養的に良くない組み合わせとされています。
※ワンポイント/アスコルビナーゼは熱と酸に弱いため、加熱調理するか、酢・レモンなどを使った料理にすれば大丈夫です。ダイコンとニンジンを酢で合わせた正月料理の定番「紅白なます」は、栄養的に理にかなったメニューといえるでしょう。

栄養的にNG&GOODな点がある【ダイコンとシラス干し】

【ダイコンとシラス干し】
この組み合わせは、栄養的にNGな点とGOODな点があります。
●NG→ シラス干しに含まれる必須アミノ酸・リジンの吸収を、ダイコンの酵素が阻害してしまう点。
●GOOD→ ダイコンに多く含まれるビタミンCが、シラス干しに含まれるカルシウムやカリウムの吸収を促進する点。
※ワンポイント/リジンの吸収を阻害するダイコンの酵素は、酸によって働きが弱まるため、定番の「ダイコンおろし&シラス干し添え」には、酢をかけて食べるとよりGOODに。酢の酸味が効いて、かける醤油の量も減らせますので、塩分が気になる人にもオススメです。


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