暑くて動きたくない……!
そんな気がする今日この頃の気温ですが、なんとパンダは暑さに関係なく省エネタイプだと、中国科学院動物研究所などが研究結果を発表しました。
肉食系なのに竹を食べて暮らせるのは、脳や心臓、臓器などが体の大きさの割に小さく、1日のエネルギー消費量がナマケモノ並みだからなのだそう。
そんなパンダでも子どもの頃は活発に動くので、サイズが小さくなると可愛さも倍増!
老若男女を問わず大人気のパンダに会いに行きましょう!

屋外運動場で遊ぶ双子の赤ちゃん、桜浜(オウヒン)と桃浜(トウヒン)
屋外運動場で遊ぶ双子の赤ちゃん、桜浜(オウヒン)と桃浜(トウヒン)

日本にいるパンダたち

言わずと知れた中国の宝、パンダ。正式名称は「ジャイアントパンダ」ですが、白と黒のモチーフと愛くるしいしぐさから、世界中で愛される存在です。
現在、日本には10頭のパンダがいるのをご存知でしたか?
パンダ飼育のパイオニアでもある東京・上野動物園には、リーリー(オス)&シンシン(メス)の2頭。
関西圏では神戸・王子動物園にタンタン(メス)が暮らし、和歌山のアドベンチャーワールドでは、エイメイ(オス)&ラウヒン(メス)のカップルに、カイヒン(オス)、ヨウヒン(メス)、ユウヒン(メス)、オウヒン(メス)、トウヒン(メス)の子どもたち、計7頭の大家族が生活しています。

注目は和歌山のパンダファミリー

アドベンチャーワールドは、和歌山の南紀白浜にあるテーマパークで、動物園や遊園地、マリンワールドなどがあり、家族はもちろん、友達同士やカップルで楽しめます。近くには温泉や海水浴場もあり、東京からは南紀白浜空港に直行便が就航中。
ここは1994年より、中国成都ジャイアントパンダ繁育研究基地の日本支部として、パンダの自然繁殖のため日中共同研究を進めてきました。研究は成功し、何頭もの赤ちゃんが誕生しています。
この地で生まれ育った良浜(ラウヒン)は今や立派なお母さんパンダ。日本生まれのパンダが出産したのは国内初で、これまでに7頭を産みました。
お父さんパンダは永明(エイメイ)といい、2歳の時に北京動物園からやって来ました。
良浜との間の7頭の他、前の奥さんパンダの梅梅(メイメイ・2008年永眠)との間にも6頭をもうけたスーパーお父さん!
現在22歳で、人間の年齢にすると60歳を超えるそうですが、たいそうなグルメで、大好物の竹は美味しい部分だけを食べるのだとか。おっとり・のんびりの穏やかな性格です。

6本目の指を使って上手に竹を食べる甘えん坊の海浜(カイヒン)
6本目の指を使って上手に竹を食べる甘えん坊の海浜(カイヒン)

双子の赤ちゃんに注目!

一番ホットな話題は、なんといっても2014年12月に誕生した双子パンダ!
桜浜(オウヒン)と桃花(トウヒン)と名付けられた姉妹は、現在、生まれて7カ月を超えたところ。遊ぶのが大好きでスタッフの足に絡みついたり、二頭でじゃれあったりと、元気いっぱいです。
生後5カ月で、屋外運動場にデビュー。木や滑り台によじ登ったり、芝の上を転がったりするやんちゃな姿に、あちこちから歓声があがります。
生まれた時は200gにも満たなかった体重は、生後7カ月で約14kg弱とすっかり大きくなり、スタッフが抱えるのも大変なのだそう。
屋内の飼育場ではお母さんの良浜との3ショットも間近で見ることができ、パンダの魅力が絶賛炸裂中!
中でも、可愛らしさ満開のパンダに直接おやつをあげられるツアーは感動ものです!
見た人は誰もがその可愛らしさにメロメロになること間違いなし。
すぐに大きくなってしまうので、幼稚園児のような可愛さを満喫するなら、この夏休みがチャンスです。
白と黒の生きたぬいぐるみに癒されて元気になりましょう!
参考URL:上野動物園HP アドベンチャーランド(リンク先参照)

スタッフに抱えられて登場!「早く遊びたいよう」
スタッフに抱えられて登場!「早く遊びたいよう」