350mの落差は日本一! 称名滝は真夏でも涼しいパワースポット 〈tenki.jp〉|AERA dot. (アエラドット)

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350mの落差は日本一! 称名滝は真夏でも涼しいパワースポット

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標高2,450mの室堂を散策する人々。室堂ターミナルまではバスで行くことが出来る。

標高2,450mの室堂を散策する人々。室堂ターミナルまではバスで行くことが出来る。

運がよければ虹も見られる!

運がよければ虹も見られる!

富山県にある立山(たてやま)は、日本三霊山の一つ。その立山を源とする滝の中で、最も大きなスケールを誇るのが、落差350mある称名滝(しょうみょうだき)。豊水時には毎秒10トンを超えることがあるという滝の水が、直径60メートル、水深6メートルの滝つぼに落ちる音は迫力満点。「日本の滝百選」、「日本の音風景百選」にも選ばれているこの滝は、「史跡名勝天然記念物」として国によって保護されています。

立山は富士山とならぶ「日本三霊山」

日本では、古くから山岳信仰が栄え、信仰の対象として神聖視されている山のことを霊山(れいざん)と呼びます。みなさんご存知の「富士山(3,776m)」の他、石川県にある白山(はくさん、2,702m)、富山県の立山(3,015m)は、「日本三霊山」として知られています。立山は、標高2,450mの室堂(むろどう)バスターミナルまで公共交通機関で行くことが出来るため、登山とは縁のない方はもちろん、年配の方や小さなお子様連れのご家族でも、大自然を満喫できるのが特長です。

4段構成の称名滝の水量は多いときで毎秒10トン!運がよければ虹も見られる

称名滝は、上から40m、58m、92m、126mの4段構成になっています。その落差は349mと日本一。つまり、国内で「最も高さのある滝」という訳です。水量は毎秒0.5~2トンほどですが、多いときには毎秒10トンを超えることがあるとか。滝の水が直径60メートル,水深6メートルの滝壷に落ちる音は迫力満点。
滝の落差からくる音が足元から響く中、頭上から降りかかる滝の細かい水滴が何とも涼やか。滝の周りだけは夏でもヒヤッとする涼しさで、何度訪れても別世界に来たような神秘的な雰囲気です。晴れた日に滝を見上げると、水しぶきがキラキラ光る青い空のなかに白い滝が走り、神々しくさえあります。太陽がちょうどよい位置にくるのを根気よく待てば、水しぶきにかかる虹が見られるかも!
今年5月には遊歩道が「称名橋」まで開通しました。橋に立つと滝の威力をさらに体感できます。ただし、滝つぼからの水しぶきや風が強く、普通のカメラを滝にむけるとレンズがびしょぬれになってしまいますので、ご注意を。
実は、滝の水量が多いときには、称名滝の隣に「ハンノキ滝」が現れることがあります。ハンノキ滝の落差は497 m。称名滝は350mですから、こちらが日本一の落差と言ってよさそうなものですが、「いつも存在している滝ではない」という理由で、日本一として認められないことが多いのだそうです。ハンノキ滝は残念ながら夏場には滅多に見られませんが、称名滝とのV字滝は、ぜひ一度見たいものです。

健脚の方にはおすすめ!八郎坂登山道

<称名滝へのアクセス>
富山地方鉄道「立山駅」から「称名平駐車場」間を「称名滝探勝バス」が運行しています。所要時間は約20分。駐車場から滝までは約1.3km、徒歩30分ほど。歩道は整備されていますし、緩い坂道です。自家用車を利用する場合、「立山I.C.」から「称名平駐車場」は約1時間です。
足に自信のある方は、「称名滝」から「弘法」まで、「八郎坂」を登山してみてはいかがでしょう。全長2.4km、標高1,040mから1,580mにわたる八郎坂登山道は、上り約2時間半、下り約1時間半。称名滝を様々な角度から楽しめると同時に、山の動物、植物も豊富な素敵な登山道です。「弘法」-「美女平(びじょだいら)」間は「立山高原バス」、「美女平」-「立山駅」は「立山ケーブルカー」を利用し、片道だけ八郎坂を歩くという方法もあります。その場合は、「称名平駐車場」にマイカーを止めたりせず、立山駅を起点にしてください。立山高原バスは全員着席制なので、「弘法」からバスに乗車する場合は事前に電話予約をした方がよいでしょう。バス到着時に空席がなかった場合は後続のバスに乗車する形となりますが、運行間隔は40分。かなり待たなければなりません。

紫外線対策も忘れずに

標高が1000m上昇するごとに紫外線は約10%強くなります。山では涼しいにも関わらず、紫外線が強いということに。また、水面にぶつかった紫外線は10~20%程度反射しますので、滝つぼ周囲も要注意です(http://www.tenki.jp/suppl/aomoto/2015/05/26/4191.html)。夏場は、つい半袖のまま出かけてしまいがちですが、日焼け防止にも、かならず長袖と帽子を持っておでかけ下さいね。
参考文献: 「称名滝」パンフレット 立山町観光協会


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