二十四節気「夏至(げし)」太陽の恵みに感謝する日の過ごし方 〈tenki.jp〉|AERA dot. (アエラドット)

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二十四節気「夏至(げし)」太陽の恵みに感謝する日の過ごし方

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6月22日は夏至(げし)です。北半球において一年間の中で日照時間が最も長い一日であり、天文的には太陽黄経が90°に達する日です。梅雨の最中ではありますが、この日を境に暑い日が増えてくるころでもあります。冬至と夏至、春分と秋分の四つの分け目を「二至二分(にしにぶん)」といい、歳時記の中では重要な日です。
そんな夏至にまつわる、古くから伝わる「日の出の迎え方」と「短い夜の過ごし方」についてお話しましょう。

この時期だけの神様からの贈りもの…

写真は三重県伊勢市の夫婦岩の日の出です。「なぜ、夏至に夫婦岩か?」といいますと…
実は、夫婦岩の二つの岩間から御来光を拝められるのは、一年の中で5月から7月の間だけなのです。さらに、夏至の前後一週間ほどの間は、お天気に恵まれれば夫婦岩の間に遠く富士山を望み、その頂上から姿をあらわす御来光を拝むことができます。お正月に拝みたいところですが、残念ながら冬季は方角が違うためかないません。
まさに、天照大御神(太陽の神様)から夏至に合わせた贈りもののようだと思いませんか? その美しさに、毎年遠方からも多くの方が訪れると言われています。そして夏至の未明には日本ならではの「夏至祭(げしさい)」が…

「お浄め」と「夏至祭」に感じる祈りの時間

古くから、伊勢へのお詣りの旅人は、まずこの二見浦の汐水で体を浄めてからお詣りをしていました。
その二見浦の二見興玉神社では毎年「夏至祭」が執り行われています。夏至祭というと、北欧をはじめとしたヨーロッパの華やかなイメージが強いかもしれませんが、日本においては伊勢という「天照大御神=日の恵みの神様」のおひざ元で粛々(しゅくしゅく)と継承されているのです。その内容はいたってシンプル。
まだ夜も明けきらぬ3時半から白装束(しろしょうぞく)をまとい、禊(みそぎ)をおこない、浄めた(きよめた)体と心になります。その姿で、一年で一番エネルギー溢れる日の出を拝むのです。華美なものは一切ない、日本ならではの神事であり、祭事です。(詳細はリンク参照)

短い夜には静かな時間をすごしてみませんか

長い一日に太陽の恵みを感謝したら、短くなった夜を静かにキャンドルの灯りだけで過ごす。2003年から2012年までの10年間行われたイベント「1000000人のキャンドルナイト」は、夏至と冬至の夜、20時から22時までの2時間をキャンドルの灯りだけで過ごそうという環境に配慮されたイベントでした。『電気を消してスローな夜を…』のキャッチフレーズと折からの省電力・環境対策としても広がりました。イベントは2012年を最後に終止符が打たれましたが、キャンドルで過ごす時間のあたたかさが10年間にわたって広まり、女性を中心に日常生活にも溶け込みはじめています。太陽の恵みをいっぱいに受け止めた短い夜は、電気を消してキャンドルの灯りでスローな時間を過ごしてみませんか?


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