家庭には食中毒のキケンがいっぱい! 予防3原則で正しく乗り切ろう

tenki.jp
食中毒というと、ニュースで報道される集団食中毒のイメージもあり、飲食店で起こりがちだと思っていませんか?
しかし、家庭のなかこそ、食中毒は簡単に起こりうるもの。そして意外と見過ごされやすいものなのです。
中には食中毒に気づかないまま、後々重症化してしまう……なんてことも!
これから食中毒の発生率がぐんと高まる季節でもあるので、家庭でできる「食中毒予防3原則 —菌をつけない、ふやさない、やっつける—」にそって、5つのシーン別予防対策を考えました。

食中毒予防3原則をおさらいする

【原則1】 菌をつけない(清潔・消毒)
菌が付着している危険性が高いのは、肉、魚、卵(殻も含む)で、この菌が野菜や果物類につくと、簡単に増殖していきます。まず感染源をブロックし、清潔・乾燥を心がけて、菌を広げないことが大切です。
【原則2 】ふやさない(迅速・冷却)
食中毒の菌は、あたたかくて栄養と水分のあるところが大好き。常温に放置すれば、あっという間に増殖します。菌は10度以下で増殖が抑制され、4度以下で活動はほぼ停止します(ただし死滅はしない)。すばやい買い物と冷蔵を心がけましょう。
【原則3】やっつける(加熱)
O157、O111、カンピロバクターなど食中毒菌の多くは熱に弱いのが特徴です。65度以上で数分間(食材のなかの温度が75度以上で1分間)の加熱で死滅するので、しっかり加熱が鉄則です。

菌が感染、増殖しがちな、5つのシーンごとの注意点

◎買い物をするとき
・ 肉、魚は最後に買い、ビニール袋に小分けし、肉汁や水分がもれないようにする。
・ 氷などで冷やして持ち帰る。
◎ 買い物から帰宅したら
・ 購入した肉、魚は、ほかの食品に触れないように、容器やラップで包んで冷蔵庫に入れる。
・ 卵は洗わない。表面がぬれていると、殻の表面についた菌が卵内に入りやすくなるので、そのまま冷蔵庫へ。
◎ 調理中のポイント1 「二次災害」を起こさない注意
・ 菌の増殖を防ぐため、手洗いはこまめに。トイレ、髪を触る、オムツの交換などしたら必ず手洗いを。
・ サラダなど生で食べる食材に、生の肉や魚を触れないように注意。
・ 肉や魚の調理に使った包丁、まな板、そして手は、その都度丁寧に洗う。
・ 卵の殻はシンクに置かず、そのままゴミ箱へ。
・ 調理器具はアルコール消毒、漂白剤、塩素消毒などこまめに行う。また器具・スポンジの煮沸消毒もおすすめ。
・ 器具、食器は十分乾燥を。水分がなければ、菌は発育・増殖できません。
◎ 調理中のポイント2「加熱」で菌をやっつける
・ 食中毒菌は熱に弱いのが特徴。65℃以上数分間の加熱(中心温度が75℃以上1分間)で死滅するので、確実に熱を通しましょう。
・ 温め直しは、味噌汁、スープ類は沸騰させる。電子レンジはムラのないようかき混ぜながら熱を通す。
◎ 残った食品は
・ 常温に放置せず、冷蔵保存する。
・ 十分に加熱していない卵は、調理開始から2時間以内に食べきる。
・ 時間が経って怪しいなと思ったら、思い切って捨てること。
少し大変だなと思うかもしれませんが、手間を惜しまず、習慣にしていくことで、自分に合った予防のための手順ができてきます。しっかり食材を管理して、この夏を乗り切っていきましょう。
参考サイト/「食品衛生の窓」東京都福祉保険局、厚生労働省(ともにリンク先参照)

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