明日5月29日は「こんにゃくの日」だそうです。
「5(こん)・2(にゃ)・9(く)」という語呂合わせと、5月がこんにゃく芋の植え付けの時期ということで、1989年に「全国こんにゃく協同組合連合会」が制定しました。
それにちなんで今回は、いま密かなブームの「氷こんにゃく」にクローズアップ。
なんと、市販のこんにゃくを冷凍庫で凍らせるだけで、お肉の代わりに使える美味しい食材に大変身しちゃうのです。これは驚き~!!

ヘルシーな食品の代表格・こんにゃくが「お肉」になる??
ヘルシーな食品の代表格・こんにゃくが「お肉」になる??

お肉の代わりに使える、一石三鳥の「氷こんにゃく」

食物繊維が豊富で低カロリー(100グラム/約6キロカロリー)、ダイエットや便秘解消などにも役立つヘルシーな食品・こんにゃく。日々の食事に積極的に取り入れたいものですが、いつも煮物やおでんばかりでは、ちょっと飽きてしまいますよね。
そこで、いま注目されているのが「氷こんにゃく」です。
こんにゃくを凍らせると、水分が抜けて中がスカスカになり、お肉のようなしっかりとした食感になるのです。スポンジ状態になった氷こんにゃくは、味の浸み込みもいいので、どんな料理に使っても「お肉になりきってくれる」というわけ。
お肉の代わりに使えれば、料理のレパートリーも広がりますし、お肉を使うより低カロリー&リーズナブル。まさに一石三鳥ですね。
【氷こんにゃくの作り方】
1・こんにゃくを調理しやすい大きさ・形状にカットする。
2・カットしたこんにゃくをタッパーなどの保存容器に入れ、冷凍庫で24時間ほど冷凍する。
3・凍ったこんにゃくにお湯をかけて解凍する(自然解凍でもOK)。
4・解凍したら、キッチンペーパーなどに包んで水分をしっかりと絞る。
5・あとは、普通のお肉のように調理・調味するだけ。

切り方や味付け次第で、さまざまな「肉もどきメニュー」に

【ビーフステーキもどき】
油(牛脂やバターがおすすめ)を引いたフライパンで、氷こんにゃくをローストして焼き目をつけ、お好みのソース(味付け)で仕上げます。こんにゃくをダイス状に切ればサイコロステーキ風に、板こんにゃくをカットせずに使えば、分厚い本格ステーキ風の一品に。こんにゃくの表面に格子状の切れ目を入れておくと、ソースの味が染み込みやすくなります。
【ショウガ焼きもどき】
ベーコンのように薄くカットした氷こんにゃくを、普通のショウガ焼きと同じ要領で調理します。こんがり焼けたこんにゃくに、ショウガの風味が程よくからんで、ご飯もますます進みそう。ちょっとご飯が進んでも、低カロリーなので安心ですね。
【鶏カラもどき】
手でちぎった氷こんにゃくを、普通のから揚げと同様に粉を付けて揚げます。氷こんにゃくの水分をしっかり絞っておかないと、揚げている最中に油がはねるので注意。
【焼き鳥もどき】
手でちぎった氷こんにゃくを串に刺し、軽く油をひいたフライパンで、タレ(塩・しょう油・みりん・砂糖を同量で溶く)をつけながら焼きます。ネギマにしても美味しいですよ。
これ以外にも、細切りの氷こんにゃくを使った「チンジャオロース」や、粒状にカットした氷こんにゃくで作る「麻婆豆腐」「そぼろ」など、アレンジ次第でレシピのバリエーションは無限大。ぜひ皆さんも、氷こんにゃくを使ったヘルシーメニューにチャレンジしてみませんか?

※参考資料/『やせる!若返る!美肌になる!「氷こんにゃく」超美味レシピ』(マキノ出版ムック)