“露地もの” のアスパラが食べごろ !! 太陽の光を浴びて、グングン芽を出しています !! 〈tenki.jp〉|AERA dot. (アエラドット)

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“露地もの” のアスパラが食べごろ !! 太陽の光を浴びて、グングン芽を出しています !!

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収穫しないで残しておいたアスパラは、生長するとこんなにモシャモシャに!! 

収穫しないで残しておいたアスパラは、生長するとこんなにモシャモシャに!! 

5月も中旬を過ぎると、スーパーの野菜コーナーでは“露地ものアスパラ”の文字が目に飛び込んできます。ハウスものと違って、断然においしいとされる“露地もの”のアスパラ。旬の今、今年はもう、食べましたか?
(アスパラは、「アスパラガス」が正しい名称ですが、ここでは通称の「アスパラ」に統一して表記します)

“ハウスもの” と比べて断然おいしい “露地もの”。旬は、まさに今 !!

アスパラは春から芽が出て秋まで収穫できる、息の長い野菜ですが、やはり、最もおいしい旬は、ちょうど今ごろです。
生産量が多い北海道の場合、旬は2回あって、ハウスものが4月下旬から5月中旬にかけて。そして、一番おいしい時期が、露地ものが出回る5月中旬から6月、ちょうど今ごろです。
露地ものはハウスものに比べて太陽の光をたっぷり浴びているので、おいしさがまったく違います。国産のハウスものと輸入の露地ものを比べても、長時間かけて輸送される輸入の露地もののほうがおいしいとさえいわれるほど、露地もののおいしさは格別です。

冬に土の中で栄養をたくわえ、春に一気に発芽 !! 伸ばしておくとモシャモシャになる !?

アスパラは北海道で最も多く生産されていて、全国の約2割を生産しています。次いで長野、佐賀、長崎などが続きます。
秋の終わりから冬にかけて土の中で越冬させるのですが、アスパラはその間、栄養をたくわえながら、芽を出すのをジッと待っています。そして、春になると、根にたくわえた栄養を糧に一斉に芽を出すので、この時期が最もおいしいといわれています。
一度植えると7~8年は収穫でき、家庭菜園でも簡単に楽しむことができるアスパラは、春になると、次から次へと芽を出します。しかし、それをすべて採ってしまわずに、ある程度残しておいて、夏に大きく生長させます。大きくなったアスパラは写真のように、モシャモシャに伸びます。背丈は1m50cmほど。まさかこれがアスパラとは思えないほどにモシャモシャです。
アスパラの和名は「オランダキジカクシ」。キジが隠れるほどに生長することから、この名がついたのでしょうか。畑でこんなモシャモシャを見たら、「これは何の野菜?」と思ってしまうかもしれませんね。
残しておいたモシャモシャが夏場に光合成を行って、根に栄養をたくわえ、来年の春の発芽に備えます。晩秋になって、モシャモシャがすっかり黄色く枯れてきたら刈り取り、土の中の根は残したままにしておきます。すると、春になってまた、栄養をたっぷり含んだ新芽が次々と出てきて、おいしく食べることができます。

新陳代謝を促す “アスパラギン酸” が豊富。アスパラは栄養価が高い !!

アスパラはタンパク質やビタミン、ミネラルなどがバランスよく含まれている、栄養豊富な野菜です。からだの抵抗力を強くするカロテン、高血圧や動脈硬化を予防するルチン、赤血球を作るのに必要な葉酸、元気を補給するビタミンB1とB2、若返りのビタミンE、食物繊維も豊富です。
さらに、アスパラには、疲労回復や滋養強壮、新陳代謝を促すアスパラギン酸が含まれているのが特徴的です。アスパラギン酸はアミノ酸の一種で、アスパラから発見されたのでこの名がつけられました。疲労回復の栄養素として、さまざまな栄養ドリンクにも利用されています。

最近はホワイトや紫のアスパラも。お届け日が不確定な 「アスパラギフト」 !?

最近はグリーンアスパラ以外にも、ホワイトアスパラや紫のアスパラを目にします。この3種類は、どうのように違うのでしょうか。
・グリーンアスパラ
太陽の光を浴びて育っているので、栄養が豊富です。上で紹介した栄養素がたっぷり含まれています。歯ごたえはシャキシャキとして、みずみずしい。
・ホワイトアスパラ
土の中で、光合成をしないように育てられます。品種はグリーンアスパラと同じ。グリーンに比べると栄養は若干落ちますが、抗酸化作用のあるポリフェノールは、グリーンアスパラスの約1.5倍、含まれています。歯ごたえは、少しやわらかい感じです。
・紫アスパラ
紫のアスパラはグリーンアスパラと品種が違います。生産量が非常に少ないので、主にレストランやデパートなどに流通しています。紫色の成分は、目の疲れを改善するアントシアニン。抗酸化作用があり、肌の老化を防ぎます。また、グリーンアスパラと比べると、ビタミンCが豊富です。甘みが強く、歯ごたえもあります。きれいな紫色は熱を加えると緑色に変わってしまい、普通のグリーンアスパラと見ためが同じになってしまいます。ゆでる場合は、お湯に少し酢を加えると、ある程度の変色が防げます。穂先はやわらかいので、生でサラダに利用すれば、きれいな紫色を楽しむことができます。
北海道では今ごろ、「アスパラギフト」という言葉が飛びかっています。スーパーやデパート、郵便局や宅配業者などで取り扱っているアスパラのギフトで、予約すれば、露地もののおいしいアスパラを道外に発送してくれるシステムです。中には、アスパラが収穫ができた順に送るので、お届け日が確定できず、届ける側も届けられる側も、いつとは約束できないという “お楽しみ” なギフトもあります。通販でも取り扱っているので、いつ届くかわからないアスパラを待つのも一興かもしれません。
今が旬のアスパラは、ゆでてよし、炒めてよし、焼いてよし、今のうちに堪能しておきたいですね。


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