起源はメソポタミア文明!?  春の恋にもプチ不調にも! アロマのパワー活用術

2015/04/11 11:00

新しい生活にすこしずつ慣れた頃にやってくる、いくつかの心身の変化や不調。めまぐるしい生活のなかでも後回しにせずに、きちんと自分と向き合いたいものですね。うれしい変化はさらに高めて、小さな不調は早めに手当を。アロマのもつ力を借りて、楽しみながら心地よくセルフケアをはじめてみませんか。

一瞬で心身をシフト! アロマテラピーの3つのはたらき アロマテラピーとは、植物の香り(精油:エッセンシャルオイル)を使って健康維持に役立てる療法(セラピー)のこと。現代のようなかたちでのアロマテラピーが成立したのは20世紀に入ってからですが、古代から香りの心身への影響は知られ、精油による治療も古くから行なわれていました。香料がはじめて記録に登場するのは、紀元前3000年頃のメソポタミア文明までさかのぼります。 アロマテラピーには、こころに対するはたらき、からだに対するはたらき、皮膚に対するはたらきという3つの作用があります。こころとからだに同時にはたらきかけ、精油成分による肌への美容効果も期待できます。香りの刺激が脳へ伝わるまでの時間は、なんと0.2秒以下! たしかに、さわやかな香りを嗅ぐとすぐに心地よい気分になったり、スパイシーな香りで一瞬にして眠気が吹き飛んだりしますよね。香りは一瞬で心身をシフトするパワーをもっているのです。 女性のリズムを整える、愛と美のための厳選オイル 心地よく毎日を過ごすために、女性は自分のホルモンバランスを知ることも大切です。からだの状態に合ったエッセンシャルオイルをチョイスして、事前にケアを。また、恋愛モードを高めたい時、リラックスしたい時や元気になりたい時など、気持ちに合わせてアロマを楽しむことは、生活に豊かさをもたらしてくれます。ぜひ試してみたい、女性をサポートする厳選オイルはこちら! ・イランイラン(精油の抽出部位:花) ジャスミンを思わせるなフローラルな甘い香り。シャネルなどの香水にも使用されているうっとりするような甘い香りは、女性らしく満ち足りた気持ちに。インドネシアでは、新婚カップルのベッドに花びらをまく習慣があるとか。幸福感をもたらし愛情や信頼感を誘って、自分本来の魅力に気づかせてくれます。月経痛や月経不順にも。※高濃度での使用は避けてください。 ・クラリセージ(精油の抽出部位:花と葉) スパイシーで甘さがある落ち着いた香り。神経を安定させリラックスさせてくれるので、イライラや感情的な緊張を抱えがちな時に。頭ではなく直感で行動する大切さを思い出させてくれる香り。ホルモン調整作用に優れ、PMS(月経前緊張症)、冷え性にも有効な女性にうれしいエッセンシャルオイル。※妊娠中の使用は避けてください。 ・ゼラニウム(精油の抽出部位:花と葉) バラに似た香りのなかに、ミントを思わせるハーブ系の香り。こころとからだがアンバランスに感じられる時におすすめ。過去のいやな思い出にとりつかれた時や、感情の起伏が激しい時に。気分を安定させて、前向きに人生を楽しめるように助けてくれます。デトックス、ダイエットにも効果が期待できます。※妊娠中の使用は注意が必要です。特に妊娠初期は避けてください。 ストレスフルな現代の男性に、もっとアロマを 仕事上の緊張やストレスを緩和し、毎日の生活を積極的に楽しむために。アロマでのセルフケアは、時間も場所もとらず手軽にできるので男性にもおすすめです。 ・ベルガモット(精油の抽出部位:果皮) 甘さの少ないさわやかな香り。柑橘系のなかでも辛口な印象で、男性に好まれるエッセンシャルオイル。
気分を高揚させる一方で、同時に心をゆったりと落ち着けてくれます。過度の落ち込みなど、最悪の状態の時の強い味方に。消化器系のはたらきを強化するので、精神的に負荷がかかった時に起こりやすい便秘や下痢、食欲不振にも効果が期待できます。※強い光毒性があります。
使用後5〜6時間は紫外線に当たらないようにしてください。 ・ローズマリー・カンファー(精油の抽出部位:花と葉) つんとした鋭い刺激を感じるシャープな香り。頭脳をクリアにして集中力を高めたい時に。精神的疲労や無気力な状態に対して、心を元気に強くするはたらきがあります。
古代ローマでは、ローズマリーの香りには悪魔祓いをする力があると考えられていました。手強いクライアントとの商談や重要な会議の前に。※妊娠中、授乳中、てんかんの方、乳幼児への使用は避けてください。 ・イランイラン(精油の抽出部位:花) 女性を恋愛モードにしてくれるイランイランですが、実は男性にも効果的。男性ホルモン(テストステロン)に似た成分が含まれており、なんと催淫性も。精神疲労やストレスを緩和し、自信を取り戻し本来の自分に導いてくれます。 毎日の生活に今すぐ取り入れたい! シンプルなアロマケア エッセンシャルオイルは、原液での皮膚への塗布は刺激が強いため行ないません。キャリアオイル(オリーブオイル、ホホバオイル、スイートアーモンドオイルなど)と呼ばれる植物油で希釈して使用します。また、天然塩や無水エタノール、芳香蒸留水などに混ぜて、目的に合わせて使用します。今回は手軽に毎日の生活に取り入れられる、エッセンシャルオイルの活用方法をご紹介します。 ・アロマオイル(30ml分) 好みのエッセンシャルオイル6滴、キャリアオイル30ml、アロマ用遮光瓶1本を用意。※安全性の面から、希釈濃度が1%(1滴が約0.05mlとして計算)になるようにします。 遮光瓶にキャリアオイルを入れて、エッセンシャルオイルを加えます。竹串などでよくかき混ぜて完成。使う前に瓶を軽く振りましょう。香水のように手首につけてもOK! ・ローション(100ml分) 好みのエッセンシャルオイル4滴以内、無水エタノール10ml、精製水(好みの芳香蒸留水)90ml、ボトル容器を用意。※敏感肌の方は無水エタノール6ml以下に、精製水を増やし全体を100mlに。 ボトル容器に無水エタノール、エッセンシャルオイルを入れます。容器を軽く振って混ぜたものに精製水を加えます。ふたをして容器をよく振って完成。使う前に容器をよく振りましょう。保存期間は1.5〜2か月程度。はじめての方には、ゼラニウム、ラベンダー、ローズなどがおすすめ。 ・バスソルト(1回分) 好みのエッセンシャルオイル3〜4滴、天然塩40gを用意。 ガラスの小皿に塩を入れ、中央にくぼみをつけエッセンシャルオイルを落とします。木のへらなどで軽くまぜ、オイルを塩全体に広げます。 直接バスタブにエッセンシャルオイルを落としてアロマバスを楽しむ場合は、6滴以内を目安にしましょう。 ・足浴(1回分) 好みのエッセンシャルオイル2〜3滴、天然塩40gを用意。 たらいやバケツなどに42℃くらいのお湯を入れ、オイルと天然塩を加えます。足首から15㎝くらい上までを浸し、10〜15分程足浴を行ないます。むくみや下半身の疲れの緩和、PMSの緩和にも。全身の血流が良くなり、肩や背中も楽になります。 いちばん手軽なのは、エッセンシャルオイルを1滴、ティッシュやコットンに落としてゆっくり深呼吸。ハンカチを使用する場合はオイルの色がつくことがあるので、色が目立たないもので。もしくは、ティッシュやコットンをハンカチにはさんでも。仕事中のデスクの上に置いたり、外出先でも香りを楽しめます。 1滴のエッセンシャルオイルは、わずか0.05ml。その小さなひとしずくのパワーを実感しながら、こころはずむ春を満喫しましょう! ※アロマテラピーは正しく行えば、特に危険なものではありません。従って、どなたでも、快適と感じる範囲で楽しむことが可能です。しかし、妊産婦やお年寄り、その他敏感な体質の方は、香りに反応しやすいこともありますので、不快感や異変を感じるときは使用を中止しましょう。使用が不安な場合は、専門知識のある人に相談しましょう。3歳未満の乳幼児には香りを嗅ぐ使用方法、すなわち室内芳香以外はおすすめしていません。3歳以上の子供でも、大人より少ない量・濃度で精油を使用することをおすすめします。(詳しくは、下記URL『アロマテラピーを安全に楽しむために』を参照) 参考文献 和田文緒 『アロマセラピーの教科書』 新星出版社 2008

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