新たな出会いが多い春。「また会いたい!」と思わせるような好印象を与えたいものですね。服装や髪型など身だしなみを整える、女性ならばメイクやネイルで魅力アップも有効。でも、生き生きした活力のある輝きは内面から発せられるものです。キーワードはその人を輝かせる『生命力』。その素となるのは?

インドの伝統医学『アーユルヴェーダ』における生命力の源

アーユルヴェーダとは、インド5000年の歴史を誇る伝統医学。『生命の科学』ともいわれ、自分の心と身体の状態を知って健康を維持し、病気を未然に防ぐという予防医学の側面を重視しています。アーユルヴェーダでは、生命の維持に欠かすことのできないエネルギーを『オージャス』と呼び、活力の素とされています。

『オージャス』に満たされると生き生き輝く自分に

第一印象が生き生きと輝いて見える人は、まわりを明るい雰囲気で満たしてくれます。オージャスが増えて体に満ちていると、生命力がアップし肌や髪も艶ややかに。その人が本来持っている魅力をキラキラと輝かせてくれます。それは、心身のバランスが整い、内面的にも前向きになることができるから。
逆にオージャスが減ると、心身のバランスが崩れて免疫力が低下し、さまざまな不調となってあらわれます。無気力、倦怠感などネガティブな気持ちに支配され、印象も後ろ向きでくすんだものになるという残念な結果に…。

キラキラの素『オージャス』を増やすには!?

オージャスを増やす方法で最も重要なのが、毎日の食事です。新鮮な食材を使った、温かく出来立てで適度に油分のある食べ物が理想的。アーユルヴェーダでは、食事は調理されてから3時間以内に食べるのがよいといわれています。
オージャスを高めてくれる食材は、旬の新鮮な野菜や果物、炊きたてのごはん、温かい汁物、ココナッツ、アーモンド、非加熱のはちみつなど。逆にオージャスを生み出さない食事は、ファストフードや冷凍食品など。アルコール度数の高いお酒やタバコはオージャスを破壊してしまうので、要注意。
つくってくれた人への感謝や食事ができることをありがたく思う気持ちも、オージャスを高めるために大切なこと。自分の消化力に合った適量を、五感で楽しみながらよく噛んで味わって。忙しい毎日でも、週に何度かは炊きたてのごはんを用意して、温かいスープや味噌汁、新鮮な野菜を食卓に。食べ物の質や食べ方に意識を向け、オージャスを高めて生き生きと輝く新生活をスタートさせましょう。