「同じ年の友人と一緒にいたら、自分だけ年上扱いされた」「初めて入った美容院で、実年齢よりずっと年長者向けの雑誌を勧められた」など、なぜか老けて見られてしまうという人はいませんか? それは顔のあちらこちらに現れる「たるみ」のせいかもしれません。
そこで、今回はお部屋で手軽にできる、たるみを際立たせる3つの線の解消法を伝授します。こたつに入りながらでもできるので、毎日のセルフエステで、たるみとサヨナラしましょう。

毎日のセルフエステで、美の大敵・顔のたるみ線とサヨナラしよう!
毎日のセルフエステで、美の大敵・顔のたるみ線とサヨナラしよう!

老けライン1:ほうれい線

この名前は耳にすることが多いのではないでしょうか。小鼻のあたりから口の横にかけて現れるシワを指します。
ほうれい線の原因には、乾燥、紫外線、肥満によるほほの肉の増加、またほほの筋肉の衰えなどが挙げられます。
【解消法】
1.こめかみから頭皮までをマッサージ
こめかみや頭皮に刺激を与えることで収縮させ、ほほ周りの肉を上へと引き上げるマッサージです。こめかみを指で持ち上げたり、手のひらを使って強めに円を描くようにマッサージしたり、また指の腹で頭皮をマッサージすると、こめかみ周辺の側頭筋や頭皮がキュッと収縮し、ほほの肉を引き上げます。
2.大きく「あ・い・う」体操
口の周りの筋肉が緩むと、ほほが垂れてほうれい線が形成されるため、その筋肉を鍛えるための顔の体操です。やり方は簡単で、大きく「あ・い・う」の口を繰り返すだけ(発声は不要です)。実践してみると、普段は意識しない口の周りの筋肉が、しっかり動いているのがわかります。

老けライン2:目の下クマ

目の下のクマができる部分を縁どるようにできる線で、目頭の下からハの字を描くように出現します。
寝不足によるクマ、仕事やゲームのやり過ぎによる眼精疲労が原因とされています。
【解消法】
1。両耳を指でつまんで引っ張る
目の周りにある眼輪筋のたるみが、目の下クマ線の原因になっています。両耳を指でつまんで軽く引っ張り、ぐるぐる回すことで眼輪筋が引き上げられ、目元がすっきりします。
2.温度差を利用して眼輪筋から鼻筋までを刺激
目の使い過ぎで視神経が疲労すると、眼輪筋から鼻筋へかけて凝り固まってしまうことがあります。そのため、まずは温熱シートなどで目の周りを温めてほぐし、その後、冷やして引き締めます。

老けライン3:腹話術人形線

腹話術の人形の口の両端に入っている縦の線。人間だって気を抜けば、同じ位置に線がくっきり現れます。
この線は口の動きと密接にリンクしており、口元をあまり動かさない、笑顔が少ない(口角がほとんど上がらない)、噛み合わせが悪い、という人に出やすい特長があれます。
【解消法】
1.舌アイロンでシワを伸ばす
口の周りの肉を、舌で外側へ向かって押し出します。押し出した舌先は、そのまま口の形をなぞるようにグルグル回し、アイロンをかけるように腹話術人形線はもちろん、ほうれい線も伸ばします。
2.ニッコリと口角を持ち上げる
口角を指でつまんで上げたり、また手のひらを使ってグッと引き上げるなど、口の周りのたるみを持ち上げるようにマッサージします。
これなら、こたつに入ってテレビを見ながらでも手軽にできますよね。たるみは疲れや乾燥が大きな要因となるので、規則正しい生活でお肌全体をケアしながら、表情の若返りを目指しましょう。