乾燥する冬になると皮膚が乾燥し、ハンドクリームが手放せないという人も多いのでは?
なかには、カラダの一部分の乾燥だけでなく、全身のかゆみに悩まされているという人もいますが、意外と盲点になりやすいのが髪の毛なんです。
寒い季節こそトリートメントの回数頻度を上げ、適切な水分と油分を補ってあげることが大切ですが、意外と間違ったトリートメントをしている人が多いのも事実。
あなたの髪は健康ですか?
それとも乾燥警報発令中ですか?

あなたの髪は健康ですか? それとも乾燥警報発令中ですか?
あなたの髪は健康ですか? それとも乾燥警報発令中ですか?

髪そのものより、頭皮の乾燥に注意しよう!

髪は、ダメージした部分を応急措置的にトリートメントで保護したり、傷みが激しいときには思い切ってカットもできますよね。ところが、頭皮を乾燥状態のまま長期間放置しておくと、本来のバリア機能が失われ、炎症によるかゆみ、フケなどが現れることになります。
さらに恐ろしいのが、毛根の損傷が原因で次第に髪が抜け、将来的に薄毛になってしまうこと。
では、どんなケア方法が髪によくないのでしょう?
毎日のヘアケアと照らし合わせながらチェックしてみてくださいね。

洗えば洗うほどよい!と勘違いしていませんか?

ヘアスタイルを整えるために朝シャンをして出勤、勤務後にトレーニングジムやヨガ教室でシャワー、そして就寝前にも入浴……と、1日に何度もシャンプーする“つわもの”もいますが、そうした人は「脂が溜まりやすい頭皮は洗えば洗うほど清潔になる」と勘違いしていることが多いのも事実。実は過度な洗髪は髪にも頭皮にもよくなく、1日1回のシャンプーがベストとされています。その理由は適度な油分保っていないと頭皮のバリア機能が失われてしまうから。
さらに、洗髪時にはシャンプーの液剤が頭皮に残らないよう根元から毛先に向かってしっかりとすすぐことがとても大切です。

間違ったトリートメントをしていませんか?

トリートメントをすればするほど、髪が元気になるという考え方は大間違い!
まず、入浴時に注意したい点は、手にたっぷりトリートメントを取って髪につけないこと。
さらに、トリートメントの液剤はあくまで髪の栄養剤なので、頭皮にもみ込むことはNGです。
加えて、すすぎが不十分の場合は、結果として油分を頭皮に残すことになり、頭皮トラブルの引き金になることも。
そして、時間がある時にぜひおすすめしたいのは、スチーム・トリートメントです。
方法はカンタンなのでお試しあれ!
●シャンプー(しっかりすすぐ) → ●髪に適量のトリートメントを塗布 → ●ホットタオルで髪を包む → ●タオルの上からシャワーキャップをかぶる → ●スチーム状態を10〜20分放置(その間、カラダを冷やさないよう湯船に入って読書などを) → ●ぬるま湯でしっかりすすぐ。
スチーム効果によってトリートメントの栄養が髪の奥深くまで浸透し、ドライヤー後の髪の毛の手触りはグッとよくなるはずです。

間違った潤い補給とブラッシング、していませんか

冬になると、カバンの中に忍ばせた水分補給スプレーで、髪や顔にシュッシュッと液剤を塗布する人をみかけますが、これは逆効果になることがあるので要注意です!
保湿スプレーは手軽に乾いた部分に潤い補充できるように思われますが、塗布した水分は一瞬で蒸発してしまうだけでなく、同時に髪や肌から潤い成分を奪ってしまうことに
。潤った髪や皮膚をキープするためには、正しいトリートメントと、乾燥時の適度なオイでしっかり内部から保湿してあげることが大切なのです。
あわせて、乾燥した室内でブラッシングすると、摩擦によって髪に静電気が発生しやすくなります。
静電気はツヤ髪に欠かせないキューティクルにダメージを与え、パサパサのまとまりにくい髪の原因となってしまうため、潤いをたっぷり与えてあげた状態でブラッシングをするようにしましょう。