天才アスリートが毎朝カレーを食べていると伝えられたことで、空前の「朝カレーブーム」が起きたのも記憶に新しいところ。
いまや日本人の国民食となったカレーですが、皆さんはどれくらいの頻度でカレーを食べていますか?
カレーというと「汗をふきふき、辛いカレーを頬張る」といった夏バテ防止食のイメージがありますが、実は寒い季節に「無性にカレーが食べたい」 と感じたら要注意! それは風邪の前兆かもしれないのです。

そもそも風邪ってどうして引くの?

寒さが厳しいこの時季、ちょっとした気のゆるみから風邪を引いてしまう人も多いですね。
そもそも風邪の症状は、病原菌やウイルスが体内に侵入し、カラダの免疫システムの機能低下、または機能麻痺に陥った状態を指します。また、風邪の原因となる病原菌やウイルスは空気感染、飛沫感染、接触感染といったさまざまな経路から体内に侵入してくるので、マスクや手洗いなど日ごろからの予防対策がとても大切といえます。
とくに、時間に追われ疲労が蓄積しやすい年末は、免疫力も低下しやすく風邪を引きやすい時季ですので、「風邪かな?」を感じたときは、ビタミンCが多く含有されている果物や食材とともに質のよい睡眠を取り、症状をこじらせないようにしましょう。

病原菌やウイルスと戦う「クルクミン」

体内に侵入してきた病原菌と戦う免疫力のサポーターともいえる存在が、カレーに含まれる「クルクミン」なのです。カレーには多くの香辛料が入っていますが、中でもアジアで「ウコン」と呼ばれる「ターメリック」に含まれる「クルクミン」は、免疫力を高め、肝臓の働きをよくしてくれるだけでなく、血行を促進し、体内の有害物質を処理するというスグレモノ。
カラダは正直なもので、肝機能をはじめとする体内の免疫機能が弱まると、本能的に「クルクミン」を欲するようになります。その結果「カレーが食べたい!」という欲求が高まるのです。
ちなみに、アルコール成分を分解する肝臓は、体内の有害物を処理する臓器でもあるので、「クルクミン」を摂取することで、免疫力が上がる、肝臓の働きがよくなる、病原菌やウイルスが体内で暴れにくく(活動しにくく)なる……といったさまざま効果を期待できます。

カレーの香辛料や食材は、風邪の症状に効果的!

体内に侵入してきた病原菌と戦う免疫力のサポーターともいえる存在が、カレーに含まれる「クルクミン」なのです。カレーには多くの香辛料が入っていますが、中でもアジアで「ウコン」と呼ばれる「ターメリック」に含まれる「クルクミン」は、免疫力を高め、肝臓の働きをよくしてくれるだけでなく、血行を促進し、体内の有害物質を処理するというスグレモノ。
カラダは正直なもので、肝機能をはじめとする体内の免疫機能が弱まると、本能的に「クルクミン」を欲するようになります。その結果「カレーが食べたい!」という欲求が高まるのです。
ちなみに、アルコール成分を分解する肝臓は、体内の有害物を処理する臓器でもあるので、「クルクミン」を摂取することで、免疫力が上がる、肝臓の働きがよくなる、病原菌やウイルスが体内で暴れにくく(活動しにくく)なる……といったさまざま効果を期待できます。

カレーの香辛料や食材は、風邪の症状に効果的!

「ターメリック」に含まれる「クルクミン」だけでなく、カレーに使用される食材にはさまざまな効用があります。
例えば、カレーに甘さとコクをプラスするタマネギには、免疫力を高める硫化アリルが多く含まれているため、風邪を引いたときにこそ食べたい野菜といえます。
さらに、スパイスの代表選手であるニンニク&ショウガには、免疫力アップはもちろん、抗バクテリア作用(ニンニク)、体を温める作用、抗炎症作用(ショウガ)があるため、カレーの本場・インドでも風邪を引いたときはショウガをたっぷり入れたカレーを作るそう。
加えて、スーパーでも入手しやすい「カレーパウダー」「ガラムマサラ」には、ターメリック、ガーリック、クローブ、唐辛子、八角、フェンネル、カルダモン、コリアンダーといった、健康促進が期待できるスパイスが含まれているため、風邪を引いたときだけでなく、体力が落ちた、疲れが取れない、ちょっとしたことで疲れてしまう……といった症状に悩む人の強い味方になってくれるはず。
要するに、もともと薬膳料理であり、優秀な食材が一気に摂れるカレーは、風邪を引いたときだけでなく、毎日でも食べたい優れた料理といえるのです。

“冬のカレー”に隠された秘密を知ることで、風邪やインフルエンザが流行る時季を上手に乗りきりたいもの。
日本では古くから「妊娠すると酸っぱいものが食べたくなる」「疲れると甘いものが食べたくなる」「ストレスがたまると辛いものが食べたくなる」……といった、カラダの変調を知らせる言葉の言い伝えがあるように、「無性に何かを食べたくなる」といった欲求も、カラダが脳に送っているサインのひとつ。健康や若さを過信せず、ささいな変調のサインを見逃さないようにしてくださいね。