新年からピアノ! 高齢者ほど上手い理由とは 〈tenki.jp〉|AERA dot. (アエラドット)

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新年からピアノ! 高齢者ほど上手い理由とは

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先日、友人のピアノ発表会に行ってきました。大人気のピアノですが、リビングの飾り棚と化しているお宅も多いよう・・・じつは、大人の体と脳を若返らせてくれる驚きの楽器だったんです!

ピアノレッスンが「キレない子供」と「キレる大人」をつくる

「ピアノを習わせると頭のよい子に育つ」といわれます。
指の動きより少し先の楽譜を目で追い、左右の手を別々に動かすので、右脳と左脳がバランスよく育つんですね。発表会では基本的に暗譜(楽譜を見ないで弾くこと)をしますが、この訓練で暗記力がつき学校の試験にも強くなるとか。さらに音楽で感情表現するため情緒が安定し「キレにくい」子に!
たしかに、ピアノが得意な同級生って勉強ができて賢くて、感性がちょっとオトナだった記憶が・・・
効果があるのは、子供だけではありません。
ふだん左脳ばかりを酷使しがちな大人がピアノを弾くと、右脳が刺激されて、物忘れやイライラが減り「このごろ頭がはっきりしてきた?」と実感する人がとても多いそうなのです。音楽は、瞬間ごとに消えつつ流れていきますよね。演奏するという行為は「先を読む」力がつき、瞬間対応能力が鍛えられます。「複雑な考え事はピアノを弾きながらする」という人がいるくらい、考えもよくまとまるらしいのです。ピアニストには「100歳で現役」という人がめずらしくないことからも、生涯頭の「キレる」大人になれそうですね!

大人のほうが深いレッスンができる

子供と違って自分のお金でレッスンする大人には、初めから「ピアノを弾けるようになりたい!」というはっきりした目的意識と熱意があります。同時に仕事などで身に付いた「この目標をクリアするにはいつまでに何をやるべき」といった計画性と忍耐力で、効率よく技術練習を進められるのです。
子供は「楽譜どおり弾けたら終了」となりがちですが、大人はここから「音楽性を詰めていく」という本当のお楽しみが待っています。どんな音で弾き、何を伝えたいか・・・それはまさに一流のピアニストたちに共通する作業です!
音楽鑑賞をする人なら、耳に「こういう音を出せたらいいな」というお手本をもっているもの。自分の音(録音もお勧め)をチェックしながら理想のイメージに近づけていくことができますね。また、時代背景や曲の構造からなど、大人ならではの理詰めアプローチだってできるのです。

大人だからこそできる演奏を

発表会では、80代女性の生徒さんが短い練習曲を弾いていました。
ゆっくりとつたない演奏なのに、聴いていると静かな熱情が心にせまり、涙を流す人も・・・私たちがピアノ演奏に共感し感動するのは、そこに生きる姿勢が滲み出るから。若者のように早く暗譜はできなくてもそれ以降の段階では、長い人生経験をもつ高齢者ほどむしろ有利といえるし、演奏者本人の悦びも深いのではないでしょうか。
1本の指でキーを押すだけで、ポーンと美しい音が出るピアノ。そして音楽は世界共通語、外国の人にも伝わる楽しさがありますよね。
新しい年の始まりに、ピアノの蓋を開けてレッスンを始めてみてはいかがでしょう。


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