突然の大雪にも的確に対処! 「帰宅困難者」にならないための心得

2015/01/07 19:00

厳しい寒さが続く中、寒波の到来に備えて食料品をまとめ買いした、防寒性の高いコートに買い換えた……という話を耳にするようになりました。 大雪のニュースも連日報じられていますが、積雪に備えた通勤、通学の「足対策」は万全ですか? 実際に「電車が動かず、駅で数時間立ち往生した」「猛烈な吹雪に見舞われ、車の運転に恐怖を感じた」といった経験をもつ人も多いはず。 もし外出先で帰宅困難な状態に陥ったら、あなたはどう対処しますか? ※2夜連続で「雪と帰宅困難者」「雪と交通機関」をお届けします。

降雪に弱い都市部では、帰宅を急ぐ人で駅構内が大混雑!
降雪に弱い都市部では、帰宅を急ぐ人で駅構内が大混雑!
電車など、公共交通機関を利用している場合 大雪に直面したときは、むやみに動かず、冷静に以下の3ステップを踏みましょう。 ●ステップ1/テレビやラジオ、インターネットをはじめ、駅やバスターミナルの係員に状況を尋ねるなどして、最新の運行情報を入手する。 ●ステップ2/その情報をもとに居合わせた人と声をかけあい、情報を交換する。 ● ステップ3/「しばらく状況を静観すべきか」「別ルートで動くべきか」「オフィスで夜を明かすか」などを総合的に判断したうえで、帰宅するかを決める。 北国の場合、飛行機は欠航しても列車は運行している可能性がありますが、雪に弱い都市部では、電車の運行を待つ人々でごった返す駅や、長蛇の列のタクシー乗り場で、長時間寒風にさらされる可能性が高いため、オフィスにいる場合はその場で待機したほうが得策です。 外にいる場合はレストランなどに避難したうえで、近くのホテルに予約を入れるなど、早めの対策を講じることが大切(大雪の場合は従業員の安全を確保するため、早めに閉店することも)。最近は、自治体などが帰宅困難者用の宿泊施設を提供するケースが増えていますので、勤務先や学校がある自治体がどのような施策を立てているかを調べておくと、いざというときに役に立ちます。 雪道を車で走行する人に気をつけてほしいポイント たとえ普段から積雪に慣れている人でも、思わぬ大雪に見舞われ「路上に立ち往生」といった状態に陥ることがあります。近くに休憩できる場所(駐車場、ファミレス、コンビニ)があれば、無理をせずその場で身の安全を確保し、天候の回復を待ちましょう。 やむなく先を急ぐ場合は、雪道でのスリップ事故を防ぐため、前後の車に十分注意しながらの減速走行が基本です。 また、吹雪のときはライトを点灯していてもレンズに層になって雪が付着するため、定期的に降車して、手でレンズに積もった雪を落とす作業も欠かせません。 寒冷地では、吹雪や地吹雪によって立ち往生した車中での死亡事故が毎年発生していますが、もし吹きだまりに車が埋もれてしまったときは次の点に注意が必要です。 ●注意点01/ロードサービスや道路緊急ダイヤル(#9910)に救助を依頼 ●注意点02/ハザードランプを点灯し、車内で救助を待つ(ホワイトアウト下では方向感覚を失う恐れがあり、外を歩くことは非常に危険) ●注意点03/暖をとるためにエンジンをかけている場合、排気管のまわりの雪を定期的に取り除く(排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒の原因に) ●注意点04/酸欠に陥らないよう(風下の)窓を少しでも開けて換気する 普段から社内に飲料、スコップ、軍手、懐中電灯、防寒具(毛布など)を備え、ガソリン残量も常に余裕を持つようにする 大雪が降った場合の「帰宅ルート」を知ろう 事前に、勤務先や学校から自宅までの「帰宅ルート」を調べておくことも大切です。 その理由は、積雪状況によって想定していたルートが通行できない可能性もあるためです。 こうした事態を想定し、平常時に実際にルートを歩きながらトイレや休憩場の位置、どれくらい時間がかかるかを計測してみましょう。とはいえ、積雪時は足元や視界が悪くなるため、平常時より2~3倍の時間がかかりますので、距離、時間、体力等からルート対策を数パターン作成し、その情報は家族と共有しておきましょう。 日本ではまだまだ認識が低いとされる「リスクマネジメント」。 予期せぬ天候不良に見舞われた際に起こる「帰宅困難」は、ときに命にかかわる危険性もはらんでいるため、社会全体で帰宅困難者を出さない対策を講じることが急務とされます。企業においても、前日に大雪予報が出ている場合は有給休暇の取得を促す、突然の降雪なら社員やスタッフを早めに帰す……などの対策を迅速に講じたいもの。 何より大切なのは、個人レベルでの迅速な情報収集と的確な対処になりますので、不測の事態を切り抜ける活きた知識を、普段から身につけておきたいものですね。 ※参考 国土交通省 「冬の道路情報 雪みちの運転テクニックに関するリンク集」

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