年末年始は、お部屋での集まりも多くなりますね。「何かおもしろいことやってー」と言われたが、披露できるものがなにも無~い(汗)! そんなピンチを救ってくれる、強い味方が『10秒マジック』です。

10秒間のワクワクで、老若男女の心をわしづかみ

マジッククリエーター藤原邦恭さん考案の、文字通り「10秒で完結するマジック」。とりわけ保育士さんや介護ボランティアさんからは、挨拶スピーチの冒頭やイベントのつかみに最適!と、厚い信頼を得ています。落ち着きのないチビッコもテンション低めなお年寄りも、一瞬でひきつけちゃうってわけですね。
シンプルなので初心者でもすぐ覚えられ、老若男女にわかりやすく相手を選びません。郷里でも職場の集まりでも、 一瞬なのに「楽しいことをしてくれた人」としてバッチリ印象に残るから、親戚の子どもや上司からの評価がググッとアップしてしまうかも!?

「10秒マジック」って、こんなこと起こります

・しかけのないハンカチと空き缶に気合いを入れたら…指が、缶にくっついちゃった~!
・コップにハンカチをかぶせておまじないをかけると、ななんと!! コップが宙に浮かびます!
・ハンカチの中から次々と!! お宝が、ざっくざっく出てくるよ~!
・空中で何かをつかみ、投げ上げた。すると「ボトッ!!」、持っていた紙袋が音とともに沈み、その中からなんとペットボトルが出現!
・2本の帯を背中にまわして号令をかけると、おなかをすりぬけてしまいます!
・無地の画用紙を三つ折りにたたんで再び開くと、お祝いメッセージが! うれしいね~!!
等々。目の前でこんなことが起こると思うだけで、ワクワクしませんか。
初心者は、「手品」というより「一発芸」としてやってみると、ハードルがさらに低めに。10秒と短いので、寝る前ほんのひとときの秘密練習で「コネタ」をコツコツ貯められるのも、忙しい大人にはうれしいところ。本にはDVDもついているので、トークや演じる姿(これが想像以上にカッコよくて映像だけでもワクワク)を、鏡で見比べチェックできます。小道具は簡単に用意できますが、なんなら販売もされているようですよ。

コミュニケーション・ツールとしてのマジック

なかでも、体ひとつで勝負する「ボディマジック」は、出先でとっさに場をなごませたい!なんてときにも便利。たとえば『のびーるうで』は、「ひじのあたりをポンとたたくとあ〜ら不思議、うでが伸びてしまいます。でも手を振れば元通り!」というマジック。本では子どもが休み時間などに楽しめる仕様で、トークとコツがイラスト入りでわかりやすく伝授されています。大人には、ちょっとノスタルジックな悦びも?
書店や図書館の児童書コーナーには、他にもシンプルでちょっとなつかしいマジック本がたくさんみつかります。興味ある方は、のぞいてみてはいかがでしょう。
演じる人の笑顔で、見ている方の気分も上がるもの。難易度の高いネタをムズカシイ顔で見せられるより、ずっと盛りあがるみたいです。藤原さんも著書で「単に不思議がらせたり、特別な能力を誇示して観客との距離をおくのではなく、相手の心に気持ちを配り、よりよいコミニュケーションをはかろうという気持ちが大切」とおっしゃっています。マジックは人と人との距離を近づけてくれる愛のツール、なのですね。
それでは、愛する人を楽しませて今年の冬もあったかく過ごしましょう!

参考  『子どもと楽しむ10秒マジック』(藤原邦恭 いかだ社)
『超ウケ キッズマジック』( 同 )
http://www.amazon.co.jp/藤原-邦恭/e/B004LT3VY8