忙しいからこそ大事にしたい…子どもの“大切な記憶” の伝え方 (2/3) 〈出産準備サイト〉|AERA dot. (アエラドット)

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忙しいからこそ大事にしたい…子どもの“大切な記憶” の伝え方

写真 繁延あづさ

写真 繁延あづさ

写真 繁延あづさ

写真 繁延あづさ

写真 繁延あづさ

写真 繁延あづさ

(Kさんが1年間毎月撮影したお子さんの成長写真)

(Kさんが1年間毎月撮影したお子さんの成長写真)

 そう感じるようになったのは、写真家である繁延さんが自身の出産時に、自分が“被写体”となって撮影してもらった経験もきっかけになっているといいます。

「1枚の写真を見た瞬間に、忘れていた思い出がフッと蘇ってくるようことがあるでしょう? 私自身も、自分の出産時に撮ってもらった写真を1か月後に見返して『赤ちゃん抱いたときの私、こんないい表情していたの!?』とびっくりしたのです。まるで人生を2回味わうような感覚でした。写真には、そういう過ぎ去った時というか『時の記憶』を呼び覚ます“ヒント”になる力があると思います。このフォトブックには、いわゆる“いい写真”ばかりでなく、親子喧嘩してふてくされた表情や、親族の葬儀の写真など、私が子どもに『覚えていてほしいこと』をあえて入れています。だから覚えていなくても、成長後に見返したときに『こんなことがあったんだ』とか『こんな風に自分を見ていたんだ』と気付く日が来るはず。それは“隠しメッセージ”のようなもの。つまり、このフォトブックは、その子の物語であると同時に、実は母親である私の物語でもあるのです」(繁延さん)

 繁延さん自身も、思春期にさしかかった“上の子”の反抗的な態度や、“下の子”のイヤイヤ期に手を焼くこともあるそうです。そんなときにこのフォトブックを開くと、生まれた日に感じた「無事に生まれてきてくれたら、それだけでいい」という当時の心境が蘇り、穏やかな心境で子どもに接することができるといいます。

●大切な思いを大切な人と共有して思いを伝える【SNSシェア型】

 鈴ノ木ユウ先生のように言葉に出して伝えるのは少し照れくさい、また繁延さんのように写真をまとめるのもちょっと大変……という方にはSNSを上手に利用してみてはいかがでしょうか。

 たとえばFacebookや、インスタグラムなどで子どもの写真や動画をなにかテーマを持って投稿し、それをアーカイブしていけば大切な記憶となっていきます。

「ちょうど“寝相アート”が流行ってきた頃だったので、同じように床に敷物をして、毎月、子どもの誕生日と同じ日が来るたびに写真を撮って、それをFacebookにアップするのを1年間続けたんです。赤ちゃんの成長具合がわかるように構図を考え、そこにお気に入りのおもちゃを並べたり、オムツを並べて数字の形にしたり、1枚の画用紙にその月の出来事…めての抱っこ、風邪ひいた…とか、そのときのママの気持ちを書くなどして、自分も楽しみながら撮っていましたね。1年経って12枚の写真をスライドショーで並べると、1本の成長ストーリーができあがったのにはちょっと感動しました。子育てが始まったばかりの時期は親も忙しく、写真を撮りそびれることもありますし、父親の僕は、昼間は仕事ですから、子どもが“初めて○○した瞬間”って見逃しがち。だから、こういう形で家族の1ページを残せたのは、本当にいい記念になりました」(Kさん)

 もともと、誰かに見せるためではなく、子どもの成長を残したくて始めたそうですが、Facebookに投稿したことにより、友人から「いいね!」がたくさん寄せられたのはもちろん、子どもがいる人の中には、Kさんの真似をして始めた人も続出したなど、予想外に反響があったのだとか。


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