“アクティブ妊婦”は危険?吉村先生に妊娠期のアクティビティの境界線を聞きました! (3/5) 〈出産準備サイト〉|AERA dot. (アエラドット)

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“アクティブ妊婦”は危険?吉村先生に妊娠期のアクティビティの境界線を聞きました!

【表1】妊娠時期による注意点

【表1】妊娠時期による注意点

2:「早産の可能性が出て、絶対安静に…アクティブに活動したせい?」/Bさん(27歳、生後4か月の女の子のママ)

「妊娠初期のつわりが重く、体もだるくかったのですが、安定期に入るとそれまでの不調がウソだったかのように復活。それからは、気分転換も兼ねて外出するようになりました。地下鉄に乗って、買い物に行ったり、映画を見に行ったり、普段と変わらない生活を送っていました。そしたら、妊娠後期になって早産の可能性があることがわかって、お医者さんから『絶対安静』を命じられました。出産まで外出もできず、家のことも夫にほとんど任せることに…。やはり、動きすぎたことがいけなかったのでしょうか?」

 妊娠後期で絶対安静と言われるまで、健診でも順調で、「普通の生活」を送っていたBさん。順調すぎてアクティブになりすぎたあまり、「ちょっと危ない状態に近づいた」(Bさん)といいますが、こういうケースは一般的なのでしょうか?

<吉村先生の答え>
早産とアクティビティとの関係はまったくなし

「後期になって早産の可能性ありと診断され、絶対安静という妊婦さんはいらっしゃいますね。でも、これは、動きすぎたということと関係はありませんので、悩むことはないです。

 早産になるかもしれないと診断されるのは、細菌性腟症から絨毛膜羊膜炎(じゅうもうまくようまくえん)になっている場合が多いです。胎盤の一部が感染を起こしている状態で、感染症によって起こるものですから、妊婦さんの行動とは関係ありません。清潔にしていなかったからとか、性交渉をしたからというわけでもないですし、なる人はなってしまうとしか言いようがないのです。

 あとは、多胎の人、高齢出産でも早産になりやすいと言われています。それから、羊水過多になる病気の場合ですね。

 多胎でない人に限れば、絶対安静と言われた妊婦さんの8割以上、感染症が原因です。もう少し詳しく説明すると、腟の中には『デーデルライン桿(かん)菌』という菌がいて、腟内を強い酸性状態にしてくれています。これが外からカビや細菌が入ってこないようにしてくれているのですが、なんらかの原因で腟内の環境が変わると、絨毛膜羊膜炎になりやすいのです。そうなると、お腹が痛くなり、絶対安静ということになります。


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