「どちらかというと暗い写真が好きなので、例えば、夜の情景を撮りに行く。一人で出かける場合もあります」と、語る西尾憲一さんはまったく目が見えない「全盲」だ。撮りたい被写体はインターネットを使って探す。例えば、階段であれば、面白そうならせん階段がある場所をネットで見つける。そこをガイドといっしょに訪れ、撮影する。「その風景が気に入ったら、時間を変えたりして、もう1回撮影に行くんです」。そんな西尾さんの作品を紹介します。
「農家というのは女性が主役」 全国の農業従事者のひたむきさを撮り続けてきた写真家・タカオカ邦彦