ギリシャの隣国アルバニア。古都コルチャの街外れには小さな川が流れている。「橋を渡ると、そこはまさしくロマの土地というか、大きなゴミ集積場があって、そのまわりに本当に貧しいロマの小さな家がぽつりぽつりと建っていた。そんな人たちを訪ね歩いて撮影した」と、写真家・小島一郎さんは語る。彼らは親しいファミリー同士で小さなコミュニティーをつくって生きていた。「そこにはある意味、彼ららしい暮らしがありました。ああ、人間だな。人間って、こういうものかな、と思いました」。そんな小島さんの作品を紹介します。

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