上皇ご夫妻の住まいである「仙洞御所」。上皇ご夫妻が結婚した翌年の1960年に、東京・元赤坂の赤坂御用地に建てられ、天皇陛下、秋篠宮さま、黒田清子さんの3方が育った思い出の深い住まいだ。
 平成の時代には、いまの天皇ご一家が住まう赤坂御所となった。
 代替わりの住み替えに伴い、赤坂御所の改修工事を行った。仙洞御所は、鉄筋コンクリート造りで地上2階、地下1階の構造。延べ床面積は約6117平方メートルだが、居住スペースや来客時に用いる公室部分のほか、宮内庁職員が使う事務部分も含まれている。
 上皇ご夫妻のお住いのスペースには、エレベーターや手すりを設置して階段をスロープにするなどバリアフリー化がなされた。職員の事務部分では、医療態勢を充実させた造りになっている。
(代表撮影)