国公立大医学部の一般入試の志願者数は2014年をピークにやや減少しているが、私立大医学部は2000年度からなんと18年連続で増え続け、18年度は10万8699人が志願した。前述のとおり1大学あたり定員は100人前後であるにもかかわらず、受験者数は2千~3千人のところがざらで、なかには8000人を超える大学もある。倍率が10倍以上なのは、もはや当たり前。多くの私大では会場を借りて実施しているが、なかには、「グランドプリンス新高輪」(杏林大学)、「京王プラザホテル東京」(東京女子医科大学)など、ホテルで実施する大学もある。

 では実際に、どのような場所を試験会場としているのか。ここでは、私立大一次試験(前期)の主な会場を紹介する。変更の場合があるので、詳しくは各大学のホームページを確認してほしい。

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