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国宝 土偶 仮面の女神
「貴重な遺物は保安もあり、この仮面の女神の発掘当日は、測量、写真撮影や公開など目の回るような忙しさでした」とは前出の守矢さん。「三角の仮面があり、とてもキャラが立っていますね」
長野県茅野市 中ッ原遺跡出土
縄文時代(後期)・前2000?前1000年
長野県茅野市蔵(茅野市尖石縄文考古館保管)
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国宝 土偶 中空土偶
頭から足先まで中が空洞で、全体的に薄手につくられた国内最大の中空土偶。全身に施された精緻な文様が、つくり手の技術の高さを伝える
北海道函館市 著保内野遺跡出土
縄文時代(後期)・前2000?前1000年
北海道函館市蔵(函館市縄文文化交流センター保管)
写真=小川忠博
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重要文化財 遮光器土偶(部分)
青森県つがる市木造亀ケ岡出土
東京国立博物館蔵
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重要文化財 ハート形土偶
ハート形の顔がユニークなスタイルで、遮光器土偶と並んで人気が高い。後頭部には把手状の装飾が施されている
群馬県東吾妻町郷原出土
縄文時代(後期)・前2000?前1000年
個人蔵
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国宝 土偶 縄文の女神
高さ45センチという日本最大の土偶。顔が描かれず、控えめでありながら押し出しのある八頭身の造形は現代アートにも通じる
山形県舟形町 西ノ前遺跡出土
縄文時代(中期)・前3000?前2000年
山形県蔵(山形県立博物館保管)
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国宝 土偶 合掌土偶
合掌する姿は、他にはほとんど例がない貴重なもの。一部からは赤色顔料が認められ、全体が赤く塗られていたとも。発掘後、保存修理のために車で運ぶ際、担当者は2時間の休憩の度に荷台を開け、無事を確認したという。
青森県八戸市 風張1遺跡出土
縄文時代(後期)・前2000?前1000年
青森県八戸市蔵(八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館保管)
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国宝 土偶 縄文のビーナス
「全容がわかったとき、緊張が全身に広がりました」と、発掘した茅野市尖石縄文考古館館長の守矢昌文さん。27センチという大きさと、一般的な土偶とは違う姿にも驚いたという。昭和61年4月に調査を開始し、約半年後の9月8日に出土した。
長野県茅野市 棚畑遺跡出土
縄文時代(中期)・前3000?前2000年
長野県茅野市蔵(茅野市尖石縄文考古館保管)
写真=茅野市尖石縄文考古館
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