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ジャッキで1両約34トンの車体(N700系)を上げ、手押しで台車を抜き取る。車体は仮台車に載せる
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検査と整備を終え、新たな台車に装着されるのを待つ輪軸
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博多総合車両所
山陽新幹線が博多駅まで全線開業する前年の1974年7月に開所した、JR西日本最大の新幹線用車両基地。30本の留置線を有し、構内の一角に90年開設の博多南線博多南駅がある。仕業検査、交番検査、台車検査、全般検査などの各種車両検修を行う。
1両あたり2台ある台車。車体から切り離された台車は解体後、超音波試験や走行試験などの検査を受ける
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メンテナンス後の車輪と車軸。車輪に油圧をかけて内径を膨らませ、車軸を差し込む
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台車に輪軸を取り付ける作業を行う作業員。所定の位置にボルトとナットをはめ込み、トルクレンチで締めていく。締める強さなどはすべて決まっている
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人の手で車両を丁寧に洗い上げる「特別清掃」。8両編成の500系を約20人で清掃する
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車内に気圧をかけて気密性が保たれているかをチェックする気密検査
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窓などに水を吹きかけ、空気漏れがないかどうかを確認
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車両所で出た廃棄物や新幹線博多駅で回収された新幹線車内の一般ゴミは、すべて博多総合車両所に集められる。車両のリサイクル率は約95%。見覚えのあるテーブルもプラスチックとして再利用
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走行の要ともいえるモーター。点検を終えたものが並ぶ
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博多駅(写真奥)から約10キロ南に位置する博多総合車両所。横を九州新幹線が駆け抜ける
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博多総合車両所に保管されている0系の先頭車両。2008年に惜しまれつつ引退したが、新幹線の礎となった
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検修場をつなぐ渡り廊下。新幹線の車両と同じカラーリングにしているところが心にくい
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メンテナンス完了、出発進行!
検査や点検を終えた車両はこの洗浄線を通って留置線へと向かう。最高時速300キロを誇った500系は根強いファンが多い
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