【地球の旅人 東苑泰子の東遊西撮記】 第3回 ボリビア 「負の遺産」ポトシの劣悪すぎる銀山のツアー

  • オルロ 考古学博物館併設ディアブロ館 南米三大祭りの一つ、オルロのカーニバルを代表するのが、このディアブロ(悪魔)によるディアブラーダ(悪魔の舞い)。原住民の、鉱山や湖の守護神に対する信仰や洞窟の悪霊に対する儀礼に、スペイン人がもたらしたキリスト教の教義や演劇表現が混ざり、このいでたちに。長年にわたる複雑な歴史を感じる。

    オルロ 考古学博物館併設ディアブロ館 南米三大祭りの一つ、オルロのカーニバルを代表するのが、このディアブロ(悪魔)によるディアブラーダ(悪魔の舞い)。原住民の、鉱山や湖の守護神に対する信仰や洞窟の悪霊に対する儀礼に、スペイン人がもたらしたキリスト教の教義や演劇表現が混ざり、このいでたちに。長年にわたる複雑な歴史を感じる。

  • オルロ 鉱山夫たちのモニュメント。1952年のボリビア革命を担った鉱山労働者たちによる武装蜂起を記念し、1962年に建てられた。

    オルロ 鉱山夫たちのモニュメント。1952年のボリビア革命を担った鉱山労働者たちによる武装蜂起を記念し、1962年に建てられた。

  • オルロ 旧鉱山に建つソカボン(鉱山の女神)教会。この日は市場の日。95年前、大店や企業の占有に対抗し、小売り、鉱山労働者、職人たちが加盟する商業組合を発足させた。それを記念し、商売繁盛を願って、市場や町中を踊って回る。教会前のフォルクロール広場に、衣装をつけた参加者が集っている。

    オルロ 旧鉱山に建つソカボン(鉱山の女神)教会。この日は市場の日。95年前、大店や企業の占有に対抗し、小売り、鉱山労働者、職人たちが加盟する商業組合を発足させた。それを記念し、商売繁盛を願って、市場や町中を踊って回る。教会前のフォルクロール広場に、衣装をつけた参加者が集っている。

  • オルロ  ソカボン教会に隣接する鉱山博物館。左の柵が入口。

    オルロ  ソカボン教会に隣接する鉱山博物館。左の柵が入口。

  • オルロ 鉱山博物館見学ツアーに参加し、長い階段を下りて深く潜っていくと、広い坑道に出た。昔の坑内の写真や古い道具、鉱物などが展示されている。

    オルロ 鉱山博物館見学ツアーに参加し、長い階段を下りて深く潜っていくと、広い坑道に出た。昔の坑内の写真や古い道具、鉱物などが展示されている。

  • オルロ 坑夫はこのように働いていた。

    オルロ 坑夫はこのように働いていた。

  • オルロ 女性も鉱山で働いていた。この女性ではないが、採掘した錫を、赤ん坊と一緒に風呂敷に包んで失敬することもあったと、他の展示解説にある。賃金不払いが続き、苛酷な鉱山で奴隷労働させられていたことを考えると、その気持ちはわからなくもない。

    オルロ 女性も鉱山で働いていた。この女性ではないが、採掘した錫を、赤ん坊と一緒に風呂敷に包んで失敬することもあったと、他の展示解説にある。賃金不払いが続き、苛酷な鉱山で奴隷労働させられていたことを考えると、その気持ちはわからなくもない。

  • オルロ 1930年代に使われていたアメリカ製の潜水用具(鉱山内が洪水になった時に使用)、1940-60年代の電動ドリル、そして消火器。

    オルロ 1930年代に使われていたアメリカ製の潜水用具(鉱山内が洪水になった時に使用)、1940-60年代の電動ドリル、そして消火器。

  • オルロ 教会の後ろ、旧鉱山中腹からの町の眺め。以前、銀や錫で繁栄を誇った町は、資源の枯渇や相場の下落、製錬施設の老朽化、独立戦争や革命の荒波を経て廃れた。今は、持ち直した相場、亜鉛など他の金属の鉱山開発、カーニバルを中心とした観光で徐々に盛り返しを図りたい。

    オルロ 教会の後ろ、旧鉱山中腹からの町の眺め。以前、銀や錫で繁栄を誇った町は、資源の枯渇や相場の下落、製錬施設の老朽化、独立戦争や革命の荒波を経て廃れた。今は、持ち直した相場、亜鉛など他の金属の鉱山開発、カーニバルを中心とした観光で徐々に盛り返しを図りたい。

  • オルロ その中腹には、マリアと乳飲み子の像があった。手に持つキャンドルは、昔、坑道の暗闇を照らし坑夫を導く大切な灯だった。今年2月に、町を見守っていたこの像をはるかに凌ぐ、高さ45メートルの巨大なマリア像が完成したそうだ。カーニバルで有名なリオデジャネイロに立つ、コルコバードのキリスト像より大きい。

    オルロ その中腹には、マリアと乳飲み子の像があった。手に持つキャンドルは、昔、坑道の暗闇を照らし坑夫を導く大切な灯だった。今年2月に、町を見守っていたこの像をはるかに凌ぐ、高さ45メートルの巨大なマリア像が完成したそうだ。カーニバルで有名なリオデジャネイロに立つ、コルコバードのキリスト像より大きい。

  • オルロからポトシへ アルティプラノと呼ばれる標高約4000メートルの高地。昼は陽射しが強く夜は冷え込み、乾燥した厳しい気候で木は殆ど生えない、このような大地が延々と続く。

    オルロからポトシへ アルティプラノと呼ばれる標高約4000メートルの高地。昼は陽射しが強く夜は冷え込み、乾燥した厳しい気候で木は殆ど生えない、このような大地が延々と続く。

  • オルロからポトシへ ポトシへ近づくと、赤土や黒土が剥き出しの山が連なってきた。

    オルロからポトシへ ポトシへ近づくと、赤土や黒土が剥き出しの山が連なってきた。

  • ポトシ お昼時の町の中心広場。今日はデモか陳情でもするのだろうか?それとも、ただ休んでいるだけだろうか?

    ポトシ お昼時の町の中心広場。今日はデモか陳情でもするのだろうか?それとも、ただ休んでいるだけだろうか?

  • ポトシ 鉱山労働者の市場。16世紀半ばから18世紀にかけて、スペインに莫大な富をもたらした銀山、セロ・リコ(宝の山)を見学するツアーに参加した。廃れた今でも、細々と採掘は続いているという。

    ポトシ 鉱山労働者の市場。16世紀半ばから18世紀にかけて、スペインに莫大な富をもたらした銀山、セロ・リコ(宝の山)を見学するツアーに参加した。廃れた今でも、細々と採掘は続いているという。

  • ポトシ 鉱山で働くために必要な一式は、この市場で揃う。

    ポトシ 鉱山で働くために必要な一式は、この市場で揃う。

  • ポトシ ガイドが、坑道を開くために使うダイナマイトの作り方を説明している。「お土産に一つ持っていかないか?」と冗談で勧められた!

    ポトシ ガイドが、坑道を開くために使うダイナマイトの作り方を説明している。「お土産に一つ持っていかないか?」と冗談で勧められた!

  • ポトシ 坑夫へのお土産に、水・タバコ・コカの葉を買った。さあ、宝の山、セロ・リコ銀山へ!

    ポトシ 坑夫へのお土産に、水・タバコ・コカの葉を買った。さあ、宝の山、セロ・リコ銀山へ!

  • ポトシ 閑散とした様子を想像していたが、確かに作業している。

    ポトシ 閑散とした様子を想像していたが、確かに作業している。

  • ポトシ 今日はちょっとしたお祝い事があり、坑夫たちは仕事を休んで昼間から飲んでいた。

    ポトシ 今日はちょっとしたお祝い事があり、坑夫たちは仕事を休んで昼間から飲んでいた。

  • ポトシ いよいよ、鉱山の中へ。

    ポトシ いよいよ、鉱山の中へ。

  • ポトシ これでも現役のトロッコ。ヘッドライトがなければ、中は真っ暗。

    ポトシ これでも現役のトロッコ。ヘッドライトがなければ、中は真っ暗。

  • ポトシ 休息中の坑夫の親子に出会った。一日8時間に及ぶ作業中は、食事を取らず水だけ。合間に覚醒作用のあるコカの葉をかんで、空腹と疲労を紛らわす。

    ポトシ 休息中の坑夫の親子に出会った。一日8時間に及ぶ作業中は、食事を取らず水だけ。合間に覚醒作用のあるコカの葉をかんで、空腹と疲労を紛らわす。

  • ポトシ 蟻の巣のような坑道を歩き、一つ下のレベルに下りて、さらに奥へと進む。道は一段と狭く、何度も頭をぶつけながら、這っていかなければならないほどだ。

    ポトシ 蟻の巣のような坑道を歩き、一つ下のレベルに下りて、さらに奥へと進む。道は一段と狭く、何度も頭をぶつけながら、這っていかなければならないほどだ。

  • ポトシ 数百メートル這うと、坑道が元の広さに戻り、天井の高い空間に出た。採取した銀や鉱物を入れて運ぶ籠がころがっている。一杯になると、とても重い。

    ポトシ 数百メートル這うと、坑道が元の広さに戻り、天井の高い空間に出た。採取した銀や鉱物を入れて運ぶ籠がころがっている。一杯になると、とても重い。

  • ポトシ すでに、1時間半近く坑内にいる。ガイドが位置を説明するが、検討がつかない。少しすると、ティオ(おじさん)と呼ばれる、鉱山の神を祀る場所に着いた。ティオの口が湿っているのは、お参りする坑夫がお酒を飲ませるからだ。アルコールの他に、タバコやコカの葉を供えて安全を祈願。

    ポトシ すでに、1時間半近く坑内にいる。ガイドが位置を説明するが、検討がつかない。少しすると、ティオ(おじさん)と呼ばれる、鉱山の神を祀る場所に着いた。ティオの口が湿っているのは、お参りする坑夫がお酒を飲ませるからだ。アルコールの他に、タバコやコカの葉を供えて安全を祈願。

  • ポトシ 粉塵、アスベスト、薄い空気・・・寿命が縮みそうだが焦ってはいけないと自分を落ち着け、腰を屈めて狭いトンネルを進む。相変わらず一寸先は闇の坑道を、ガイドはすたすたと歩いて行く。ついに地上に戻った!ああ、外の空気を吸って生き返った。出口のこんな寂しい風景すら、鮮やかに見える。

    ポトシ 粉塵、アスベスト、薄い空気・・・寿命が縮みそうだが焦ってはいけないと自分を落ち着け、腰を屈めて狭いトンネルを進む。相変わらず一寸先は闇の坑道を、ガイドはすたすたと歩いて行く。ついに地上に戻った!ああ、外の空気を吸って生き返った。出口のこんな寂しい風景すら、鮮やかに見える。

  • ポトシ 鉱夫たちの支度部屋。鉱山内の環境も劣悪だったが、ここも随分と粗末だ。他のツアー参加者は、苛酷な体験をしてようやく戻れたところに、これ以上粗悪なものは見たくないと、俯いたまま無言でさっさと通り過ぎて先に行ってしまった。

    ポトシ 鉱夫たちの支度部屋。鉱山内の環境も劣悪だったが、ここも随分と粗末だ。他のツアー参加者は、苛酷な体験をしてようやく戻れたところに、これ以上粗悪なものは見たくないと、俯いたまま無言でさっさと通り過ぎて先に行ってしまった。

  • ポトシ 精製所の一つ。一見廃屋のようだったので、どこに連れて行かれるのだろうかと不審に思ったが、人が出てきた。ツアーでは、鉱山に入る前に訪れた。

    ポトシ 精製所の一つ。一見廃屋のようだったので、どこに連れて行かれるのだろうかと不審に思ったが、人が出てきた。ツアーでは、鉱山に入る前に訪れた。

  • ポトシ これが、銀!

    ポトシ これが、銀!

  • ポトシ 眼下に、セロ・リコの銀でできたポトシが広がる。

    ポトシ 眼下に、セロ・リコの銀でできたポトシが広がる。

  • ポトシ 旧王立造幣局の中庭。現在、建物内部は貨幣博物館。壁が厚く、要塞のようだ。

    ポトシ 旧王立造幣局の中庭。現在、建物内部は貨幣博物館。壁が厚く、要塞のようだ。

  • ポトシ セロ・リコ銀山で取れた銀は、このような貨幣となった。

    ポトシ セロ・リコ銀山で取れた銀は、このような貨幣となった。

  • ポトシ セロ・リコの女神を描いた、18世紀のポトシ派絵画。原住民が信仰していた大地の女神パチャママに、セロ・リコと聖母マリアを重ねた。アンデスの伝統とカトリックを融合したシンボルに溢れる。

    ポトシ セロ・リコの女神を描いた、18世紀のポトシ派絵画。原住民が信仰していた大地の女神パチャママに、セロ・リコと聖母マリアを重ねた。アンデスの伝統とカトリックを融合したシンボルに溢れる。

  • ポトシ 町の定食屋のランチ。スペイン文化の影響で、手頃な値段のものでもスープ、メイン、デザートというコースにパンがついて供される。

    ポトシ 町の定食屋のランチ。スペイン文化の影響で、手頃な値段のものでもスープ、メイン、デザートというコースにパンがついて供される。

  • ポトシ 最近、郊外に移り住んできた人たちの家。

    ポトシ 最近、郊外に移り住んできた人たちの家。

  • ポトシ 4000メートルの高地にいつも澄み渡る空は、夕暮れ時、一面赤く染まる。

    ポトシ 4000メートルの高地にいつも澄み渡る空は、夕暮れ時、一面赤く染まる。

オルロ 考古学博物館併設ディアブロ館 南米三大祭りの一つ、オルロのカーニバルを代表するのが、このディアブロ(悪魔)によるディアブラーダ(悪魔の舞い)。原住民の、鉱山や湖の守護神に対する信仰や洞窟の悪霊に対する儀礼に、スペイン人がもたらしたキリスト教の教義や演劇表現が混ざり、このいでたちに。長年にわたる複雑な歴史を感じる。
オルロ 鉱山夫たちのモニュメント。1952年のボリビア革命を担った鉱山労働者たちによる武装蜂起を記念し、1962年に建てられた。
オルロ 旧鉱山に建つソカボン(鉱山の女神)教会。この日は市場の日。95年前、大店や企業の占有に対抗し、小売り、鉱山労働者、職人たちが加盟する商業組合を発足させた。それを記念し、商売繁盛を願って、市場や町中を踊って回る。教会前のフォルクロール広場に、衣装をつけた参加者が集っている。
オルロ  ソカボン教会に隣接する鉱山博物館。左の柵が入口。
オルロ 鉱山博物館見学ツアーに参加し、長い階段を下りて深く潜っていくと、広い坑道に出た。昔の坑内の写真や古い道具、鉱物などが展示されている。
オルロ 坑夫はこのように働いていた。
オルロ 女性も鉱山で働いていた。この女性ではないが、採掘した錫を、赤ん坊と一緒に風呂敷に包んで失敬することもあったと、他の展示解説にある。賃金不払いが続き、苛酷な鉱山で奴隷労働させられていたことを考えると、その気持ちはわからなくもない。
オルロ 1930年代に使われていたアメリカ製の潜水用具(鉱山内が洪水になった時に使用)、1940-60年代の電動ドリル、そして消火器。
オルロ 教会の後ろ、旧鉱山中腹からの町の眺め。以前、銀や錫で繁栄を誇った町は、資源の枯渇や相場の下落、製錬施設の老朽化、独立戦争や革命の荒波を経て廃れた。今は、持ち直した相場、亜鉛など他の金属の鉱山開発、カーニバルを中心とした観光で徐々に盛り返しを図りたい。
オルロ その中腹には、マリアと乳飲み子の像があった。手に持つキャンドルは、昔、坑道の暗闇を照らし坑夫を導く大切な灯だった。今年2月に、町を見守っていたこの像をはるかに凌ぐ、高さ45メートルの巨大なマリア像が完成したそうだ。カーニバルで有名なリオデジャネイロに立つ、コルコバードのキリスト像より大きい。
オルロからポトシへ アルティプラノと呼ばれる標高約4000メートルの高地。昼は陽射しが強く夜は冷え込み、乾燥した厳しい気候で木は殆ど生えない、このような大地が延々と続く。
オルロからポトシへ ポトシへ近づくと、赤土や黒土が剥き出しの山が連なってきた。
ポトシ お昼時の町の中心広場。今日はデモか陳情でもするのだろうか?それとも、ただ休んでいるだけだろうか?
ポトシ 鉱山労働者の市場。16世紀半ばから18世紀にかけて、スペインに莫大な富をもたらした銀山、セロ・リコ(宝の山)を見学するツアーに参加した。廃れた今でも、細々と採掘は続いているという。
ポトシ 鉱山で働くために必要な一式は、この市場で揃う。
ポトシ ガイドが、坑道を開くために使うダイナマイトの作り方を説明している。「お土産に一つ持っていかないか?」と冗談で勧められた!
ポトシ 坑夫へのお土産に、水・タバコ・コカの葉を買った。さあ、宝の山、セロ・リコ銀山へ!
ポトシ 閑散とした様子を想像していたが、確かに作業している。
ポトシ 今日はちょっとしたお祝い事があり、坑夫たちは仕事を休んで昼間から飲んでいた。
ポトシ いよいよ、鉱山の中へ。
ポトシ これでも現役のトロッコ。ヘッドライトがなければ、中は真っ暗。
ポトシ 休息中の坑夫の親子に出会った。一日8時間に及ぶ作業中は、食事を取らず水だけ。合間に覚醒作用のあるコカの葉をかんで、空腹と疲労を紛らわす。
ポトシ 蟻の巣のような坑道を歩き、一つ下のレベルに下りて、さらに奥へと進む。道は一段と狭く、何度も頭をぶつけながら、這っていかなければならないほどだ。
ポトシ 数百メートル這うと、坑道が元の広さに戻り、天井の高い空間に出た。採取した銀や鉱物を入れて運ぶ籠がころがっている。一杯になると、とても重い。
ポトシ すでに、1時間半近く坑内にいる。ガイドが位置を説明するが、検討がつかない。少しすると、ティオ(おじさん)と呼ばれる、鉱山の神を祀る場所に着いた。ティオの口が湿っているのは、お参りする坑夫がお酒を飲ませるからだ。アルコールの他に、タバコやコカの葉を供えて安全を祈願。
ポトシ 粉塵、アスベスト、薄い空気・・・寿命が縮みそうだが焦ってはいけないと自分を落ち着け、腰を屈めて狭いトンネルを進む。相変わらず一寸先は闇の坑道を、ガイドはすたすたと歩いて行く。ついに地上に戻った!ああ、外の空気を吸って生き返った。出口のこんな寂しい風景すら、鮮やかに見える。
ポトシ 鉱夫たちの支度部屋。鉱山内の環境も劣悪だったが、ここも随分と粗末だ。他のツアー参加者は、苛酷な体験をしてようやく戻れたところに、これ以上粗悪なものは見たくないと、俯いたまま無言でさっさと通り過ぎて先に行ってしまった。
ポトシ 精製所の一つ。一見廃屋のようだったので、どこに連れて行かれるのだろうかと不審に思ったが、人が出てきた。ツアーでは、鉱山に入る前に訪れた。
ポトシ これが、銀!
ポトシ 眼下に、セロ・リコの銀でできたポトシが広がる。
ポトシ 旧王立造幣局の中庭。現在、建物内部は貨幣博物館。壁が厚く、要塞のようだ。
ポトシ セロ・リコ銀山で取れた銀は、このような貨幣となった。
ポトシ セロ・リコの女神を描いた、18世紀のポトシ派絵画。原住民が信仰していた大地の女神パチャママに、セロ・リコと聖母マリアを重ねた。アンデスの伝統とカトリックを融合したシンボルに溢れる。
ポトシ 町の定食屋のランチ。スペイン文化の影響で、手頃な値段のものでもスープ、メイン、デザートというコースにパンがついて供される。
ポトシ 最近、郊外に移り住んできた人たちの家。
ポトシ 4000メートルの高地にいつも澄み渡る空は、夕暮れ時、一面赤く染まる。

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