フォトギャラリー - 写真・図版 | AERA「ニッポンの課長」|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

AERA「ニッポンの課長」

このエントリーをはてなブックマークに追加

帝人フロンティア
地に足つけ虹を延ばす

帝人フロンティア 繊維資材第一部 東京キャンバス資材課 課長 野田賢一(49)

よく晴れた秋の日。東京都江東区にある東京臨海広域防災公園に、巨大な「人工の虹」が現れた。帝人フロンティアが開発した大型仮設テント「エアロシェルター」だ。約137平方メートルで約65キロ(ミドルサイズ)ある重みを、発電機と送風機各1台と、テントを留める数本のペグでカバーする。設営にかかる時間は30分ほどだ。

 野田賢一は23年間テント事業に携わり、市場拡大に努めてきた。主力製品は、商業施設や住宅などで日よけ・雨よけ用に使う「装飾テント」。エアロシェルターもその一つで、災害時や屋外イベントなどで使われている。国内販売シェア首位を保つ理由は、屋外で使用できる強度と、色や性能が違う250種類ほどを取りそろえていること。全て国内生産し、受注後すぐに出荷できるよう、常に全種類の在庫を用意している。

 愛知県出身で、甲南大学経営学部卒業後の1990年に入社。2013年7月に現職に就いた。管理職としての役目に重きを置きつつ、プレーヤーとしても営業の新規開拓を続けている。

 取引先の信用を得るには知識だけではなく、実際に商品が使われている現場を知ることが大切だと考える。

「部下には、業界の中で誰にも負けないプロになるようにと言っています」
 今年、超小型電気自動車「リモノ」のボディーが布製になるという情報を知り、部下に即電話をするよう指示。採用につなげた。

 休日は庭掃除をしたり、近くの公園や川沿いを妻と一緒にウォーキングしたりする。「長く単身赴任していたので、その埋め合わせです」と話す顔はどこか、照れくさそうだ。

 テント業界も国内市場は縮小傾向にある。

「新しい分野へのチャレンジは必須。テントの海外販売はほぼない状況なので、今後何とか売っていきたいですね」

 挑戦の虹は、国境の向こうへと延びていく。

(文中敬称略)

編集部・小野ヒデコ 写真・門間新弥

帝人フロンティア
地に足つけ虹を延ばす

帝人フロンティア 繊維資材第一部 東京キャンバス資材課 課長 野田賢一(49)
よく晴れた秋の日。東京都江東区にある東京臨海広域防災公園に、巨大な「人工の虹」が現れた。帝人フロンティアが開発した大型仮設テント「エアロシェルター」だ。約137平方メートルで約65キロ(ミドルサイズ)ある重みを、発電機と送風機各1台と、テントを留める数本のペグでカバーする。設営にかかる時間は30分ほどだ。
 野田賢一は23年間テント事業に携わり、市場拡大に努めてきた。主力製品は、商業施設や住宅などで日よけ・雨よけ用に使う「装飾テント」。エアロシェルターもその一つで、災害時や屋外イベントなどで使われている。国内販売シェア首位を保つ理由は、屋外で使用できる強度と、色や性能が違う250種類ほどを取りそろえていること。全て国内生産し、受注後すぐに出荷できるよう、常に全種類の在庫を用意している。
 愛知県出身で、甲南大学経営学部卒業後の1990年に入社。2013年7月に現職に就いた。管理職としての役目に重きを置きつつ、プレーヤーとしても営業の新規開拓を続けている。
 取引先の信用を得るには知識だけではなく、実際に商品が使われている現場を知ることが大切だと考える。
「部下には、業界の中で誰にも負けないプロになるようにと言っています」  今年、超小型電気自動車「リモノ」のボディーが布製になるという情報を知り、部下に即電話をするよう指示。採用につなげた。
 休日は庭掃除をしたり、近くの公園や川沿いを妻と一緒にウォーキングしたりする。「長く単身赴任していたので、その埋め合わせです」と話す顔はどこか、照れくさそうだ。
 テント業界も国内市場は縮小傾向にある。
「新しい分野へのチャレンジは必須。テントの海外販売はほぼない状況なので、今後何とか売っていきたいですね」
 挑戦の虹は、国境の向こうへと延びていく。
(文中敬称略)
編集部・小野ヒデコ 写真・門間新弥



おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい