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紙すき直後の水分を含んだ紙。この後、「脱水」や「紙干し」などを経て製品となる
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「紙すき」。「縦揺(ゆ)りに横揺(ゆ)りを加えるのが本美濃紙の特徴」(豊美さん)。繊維が縦横に整然と絡み合い美しい和紙になる
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「紙干し」作業の第1段階。すきあがった紙を一晩寝かせ、圧搾して脱水後、馬のたてがみでできた刷毛(はけ)を用いて干し板に貼り付ける
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「ちり取り」。川屋と呼ばれる、井戸水が流れる作業場で、こうぞの内皮に付着している塵(ちり)やごみを手でひとつずつ取り除いていく
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「紙干し」作業の第2段階。「天日で自然漂白され、艶と色合いが出る」(竹久さん)。天気が良ければ1~2時間程度で乾く
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本美濃紙製品(66.6×97センチ。1枚2千円程度)。障子紙を主として日本画用紙、和帳などに使われる
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(左から)鈴木竹久さん、母親のはぎさん(95)、姉の古田まり子さん(71)、豊美さん
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旧今井家住宅・美濃史料館(美濃市泉町)。江戸中期に建てられた和紙問屋。奥座敷の障子紙は全て本美濃紙が使われている
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