江戸時代に活躍した天才絵師、伊藤若冲と与謝蕪村の生誕300年を記念した展覧会「生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村」が、東京・サントリー美術館にて開催中だ。
若冲といえば、緻密に描かれた鶏や、目の覚めるような極彩色に彩られた花々、野菜を擬人化したユーモラスな作品まで、その作風は多岐にわたる。一方、蕪村は『山水図屏風』などの情感溢れる水墨画や、俳句と絵が響き合う俳画といった味わい深い作品が多い。
一見すると共通項のなさそうな二人だが、同じ年に生まれ、共に京都で活躍し、ご近所さんだったとの記録もある。
同展は、人物、山水、花鳥など同じモチーフを描いた両者の作品を、実際に比較できるような展示をした企画展である。同じテーマをそれぞれがどう描いたのか、実際に足を運んで確かめてみてはいかがだろうか。
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提供・協力/サントリー美術館
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※展示替えあり