ココナツオイルってどんなもの?  〈NHK出版〉|AERA dot. (アエラドット)

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ココナツオイルってどんなもの? 

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NHK出版

ココナツオイルは25℃以下で左のように白く固まります。撮影:鈴木泰介

ココナツオイルは25℃以下で左のように白く固まります。撮影:鈴木泰介

甘い香りとさっぱりした後味が人気のオイル界のニューフェイス、ココナツオイル。さまざまな健康効果が注目されていますが、どこにそんなパワーが秘められているのか。ブームになる前からココナツオイルを使いこなしている管理栄養士の堀 知佐子(ほり・ちさこ)さんに聞きました。

■体脂肪になりにくく、酸化しにくい

ココナツオイルは、ココヤシの実(ココナツ)を原料としたオイル。タイやフィリピンが主な原産国です。
今なぜ、ココナツオイルが注目されるのか。その理由は、ココナツオイルの脂肪酸にあります。
油脂の主成分は脂肪酸です。脂肪酸は、主に肉や魚など動物性の食品に含まれる飽和脂肪酸と、主に植物や青魚に含まれる不飽和脂肪酸に分けられます。飽和脂肪酸は、酸化しにくいよさがあるものの、体内に脂肪として蓄積されやすいのが難点。不飽和脂肪酸は、体内に蓄積されにくいよさはあるのですが、酸化しやすい……。この2つの脂肪酸の長所を合わせ持っているのが、ココナツオイルなのです。
「ココナツオイルは、飽和脂肪酸なんですが、動物性油脂の飽和脂肪酸とは分子構造が違うのがポイントなんです」と堀さん。
動物性油脂は長い鎖のような分子で構成される長鎖脂肪酸。ココナツオイルは分子構造が長鎖脂肪酸の半分ほどの長さの中鎖脂肪酸なので、体内で素早く消化吸収されます。
「摂取したココナツオイルは、すぐにエネルギー源となって消費されるので、体脂肪になりにくく、ダイエット効果が期待できるオイルといわれているのです。運動をしながらダイエットをする人には、おすすめのオイルですね」

■免疫力アップ、冷え性の改善にも効果的

ココナツオイルの効果・効能はダイエットだけではありません。中鎖脂肪酸の一種であるラウリン酸とビタミンE(トコフェロール)には非常に強い抗酸化作用があるので、免疫力を高めて、かぜの予防にも役立ちます。また、甲状腺の機能を促進して血流をよくする働きがあるので、冷え性の改善も期待できます。
甘い香りと、さっぱりした後味が魅力のココナツオイル。加熱しても酸化しにくいので、料理に使っても効果はそのまま。加熱すると少し香りがとぶので、ふだんのおかずにも取り入れやすいのもうれしいところです。ビギナーは、バターのかわりにトーストに塗ったり、コーヒーに溶かして甘い香りを楽しんだりするところから始めるのがおすすめです。
「おいしくて、いろいろな効能が期待できるココナツオイルですが、とりすぎはカロリーオーバーにつながります。健康効果を期待するなら、1日大さじ1/2(約6g)を目安にして料理によって加減してとればいいでしょう」
※テキストでは、ココナツオイルをつかった様々なレシピをご紹介しています。合わせてお役立てください。
■『NHKきょうの料理ビギナーズ』2015年2月号より


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