また「残業代ゼロ」浮上の「なぜ?」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

また「残業代ゼロ」浮上の「なぜ?」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 財界の「強硬派」が動きだした。

「官邸は財界に『借り』をつくった。今度は返してくれる番でしょう」(経団連関係者)

 官邸の「借り」とは、今年の春闘で安倍政権の要請に沿う形で、大企業が軒並みベースアップ(ベア=月給を一律に引き上げること)をはじめ6年ぶりの本格的な賃上げに踏み切ったことだという。

「労使交渉に政府が介入するとは不愉快きわまりないが、百歩譲って政権の顔を立てた」(ある経営者)

 その「見返り」に、「残業代ゼロ」制度の実現をねらっているというのだ。

「人件費を削減したい企業にとっては願ったりかなったりの制度です」(専門家)
 実際に、首相官邸で4月22日に開かれた産業競争力会議で議題にのぼった。長谷川閑史・経済同友会代表幹事がまとめた提言だ。

 この提言は<労働時間ベースではなく、成果ベースの労働管理を基本(労働時間と報酬のリンクを外す)>として、どれだけ長時間働こうが残業代をゼロにする新制度の創設をうたっている。賃金は働いた時間ではなく目標の達成度などに応じて変わるようになる。

 具体案のひとつはこうだ。


トップにもどる 国内記事一覧

続きを読む


関連記事関連記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい