追い風に乗って世間の期待を集める日本維新の会だが、その候補者には「変わり種」が多い。「福娘」や「天神祭ギャルみこし」など関西の有名ミスコンを制覇し、「美人すぎる候補者」として注目を集める上西小百合氏(29、大阪7区)はその一人。ほかに、国立大卒のグラドル→佐々木理江氏(30、東京21区)と、4人の子持ちの美魔女→海老澤由紀氏(38、茨城1区)も、上西氏と同じく“橋下ギャル”の一角を占める。

 そんななか、神奈川16区で自民党の「ヤンキー先生」こと義家弘介氏(41)と相まみえるのは富山泰庸氏(よしのぶ・41)だ。米ボストン大学卒、ペンシルベニア大大学院修了で、吉本興業所属のお笑い芸人という異色の経歴を持つ。

「流行りのインテリ芸人としてクイズ番組『Qさま!!』(テレビ朝日系)にも出演した。でも、英語の問題ならよかったんですが、漢字が多くて富山は答えられなかった。それで1回きりで終わりました。正直、芸人としてはパッとしないんですよね……」(事務所関係者)

 出馬にあたりコンビを解消したというが、「芸人の仕事は穴だらけなので調整の必要はありませんでした(笑い)。相方は焼き鳥屋でバイトもしていましたが、いまは僕の秘書ですよ」(富山氏)。

 当選した暁には、相方は秘書を続けるとか。売れない芸人の再就職出馬かっ!

週刊朝日 2012年12月14日号