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福岡・筑後リサイクルショップ殺人 「やってやれ」と夫に妻が指示

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週刊朝日

 福岡県筑後市のリサイクル店を舞台に、4人以上が失踪していた事件がついに動いた。福岡県警は、すでに窃盗罪で起訴した中尾伸也容疑者(47)と妻の知佐容疑者(45)を6月16日、元従業員の日高崇さん(当時22)に対する殺人容疑で再逮捕。あまりに鬼畜な犯行を主導したのは、美貌の妻だという。

「端緒は夫、伸也の『もう疲れた』という自供でした。発覚を恐れた夫妻は、遺体を土に埋め、白骨化した骨を掘り出し、わざわざ粉砕用の機械で砕いて近所の川に捨てていました。その場所を伸也がしゃべったので、物証が押さえられました」(福岡県警捜査関係者)

 福岡県警がさらに捜索したところ、日高さんとは別人の骨も発見されたという。それは日高さんの後輩で同じくリサイクル店の従業員だった、Kさんのものとされている。

「Kさんと日高さん、他の従業員は、お互いが監視し合って、夫婦が『気に入らない、言うことを聞かない』と言うだけで、殴り合うなどさせられていた。それに、伸也も加わっていた。日高さん、Kさんの殺害、遺体の運搬、遺棄、骨の投棄などを知佐の指示でやったことを、伸也は大筋で認めています」(同)

 夫妻の“鬼畜”ぶりはこれにとどまらない。

 リサイクル店の元従業員Aさんは約10年前、夫妻から、ひどい暴行を受け顔の形が変わり、体重も20キロ以上も減り、今もPTSDのような症状に悩まされ、満足に話ができない状態だという。代わってAさんの知人がこう語る。

「店を切り盛りしていたのは、社長と呼ばれていた妻の知佐で、『やってやれ』『いけ』などと伸也に指示を出していました」

 夫妻の知人も証言する。

「従業員らはずっと、夫婦の監視下に置かれ、トイレに行くにも監視つき。ちょっとでも気に入らないことがあれば、知佐が命じて、伸也の殴る蹴るの暴行が果てしなく続く。連帯責任だと言って、従業員同士で殴らせることもありました。携帯電話は取り上げられ、罰金だと言っては、消費者金融などで借金をさせられたそうです」

本誌取材班=今西憲之、上田耕司、馬場勇人

週刊朝日  2014年7月4日号より抜粋


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