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「私のことも書いて」鳥取連続不審死事件の上田被告が申し出

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 元スナックホステスの上田(うえた)美由紀被告(38)が、鳥取連続不審死事件で2件の強盗殺人罪などで起訴され、死刑が求刑された。そんな上田被告に、かつて首都圏連続不審死事件の罪に問われた木嶋佳苗被告の傍聴記を執筆した、コラムニストの北原みのり氏が接見。その時の印象を次のように話す。

*  *  *
 裁判所から戻ってきた美由紀は、すぐに私たちとの接見を了承した。長い公判を終えた美由紀の顔に多少疲れは見えたが、声には張りがあった。

 事件については話さない、と言いつつ、質問には言葉を選びながら答えた。
「今日はお疲れだったんではないですか」
「先生方が守ってくださったので」

「何キロくらい痩せましたか」と聞くと、「書かれたら困る」と笑い、「美由紀さんが信頼されている方に話を聞けませんか?」と言うと、「(そういう人は)いないです。話したがる人に、お金をとられないようにして下さい」と、私たちの身を心配している、というような感じで言うのだった。さらに私に「北原みのりさんですよね? 木嶋(佳苗)さんのこと、読みました」と話し、「率直な意見を書いても、汚く書かない人だと思った。私のことも書いて下さい」とにこやかに言った。そこに卑屈な感じや、媚びる感じはなかった。感じよく、頼りになるような雰囲気がある。そして前回と同じように、「またお会いできる時が来ますので」と、美由紀の方から接見を切り上げた。

週刊朝日 2012年11月23日号より抜粋


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