慰安婦訴訟の判決に動揺したのは韓国外交省だった
AERA旧日本軍の元従軍慰安婦の女性らが日本政府に損害賠償を求めた訴訟で、ソウル中央地裁が8日に日本政府に慰謝料の支払いを命じる判決を出したが、この判決で動揺したのは実は、ほかならぬ韓国外交省だった。 日本政府は判決後直ちに抗議したが、外交省はなかなか立ち位置をはっきり示さなかった。数時間後、ようやく出て...
旧日本軍の元従軍慰安婦の女性らが日本政府に損害賠償を求めた訴訟で、ソウル中央地裁が8日に日本政府に慰謝料の支払いを命じる判決を出したが、この判決で動揺したのは実は、ほかならぬ韓国外交省だった。 日本政府は判決後直ちに抗議したが、外交省はなかなか立ち位置をはっきり示さなかった。数時間後、ようやく出て...
コロナ禍で迎える新年に際し天皇、皇后が発したメッセージ。この中に見える「令和流」は何か。天皇の隣に皇后がいた意味は何か。AERA 2021年1月18日号で、天皇制を研究する政治学者、原武史さんが解説した。* * * 1月1日、天皇のビデオメッセージが公表されました。私はすでに昨年のアエラ本誌(...
離婚や別居など婚姻関係の破綻によって、両親の片方が子どもに会えなくなる。そんな家庭が後を絶たない。会えない側の親のみならず、両親の双方に愛されて育つべき子どもにとっても、それは大きな悲劇だ。しかし、その悲劇はいとも簡単に起こり得る。しかも「会えなくなる」のは父親ばかりではく、母親も例外でないのだ。...
1月7日、緊急事態宣言を再発出した菅義偉首相。感染爆発に至ってからの“グズグズ”な再発出には「遅すぎた」との批判が絶えない。その裏には、政治家同士の不毛な対立が──。 菅義偉首相の緊急事態宣言再発出は、なぜ後手に回ってしまったのだろうか。本誌の取材で、菅首相と小池百合子東京...
昨年11月24日朝日新聞1面の記事。 世界的な大手医療機器メーカー「グローバスメディカル」の日本法人が、同法人の機器を購入した病院の医師側に売り上げの約1割を還流させていたというニュースだ。 2019年1年間だけでも、二十数人に総額1億円超、1人当たり百十数万円から2千数百万円が支払われた。かなり...
「仕事と育児を犠牲にしない」「他人のお金に頼らない」「既存のやり方にとらわれない」 昨年10月の茨城県つくば市議選(定数28)で、川久保皆実さん(34)が掲げた3大方針だ。無所属新人、選挙準備期間は約3カ月。それでも3位で当選を果たした。「仕事と育児の双方が犠牲になるなら、立候補できる人はそもそも限...
親子の受験といわれる「中学受験」。関東圏で入試が始まり、本格シーズンを迎えました。経験したママライターが、この時期特有の悩みや疑問についてつづります。今回は、直前期の子どものストレスについて。* * * 中学受験で親は、食事や風邪予防などの健康管理はもちろん、塾や模試会...
2019年10月に焼失した首里城の再建計画では、地下に眠る旧日本軍の司令部壕も注目されている。多くの民間人が犠牲となった沖縄戦の経緯を知る上で重要な遺構を保存し、公開するべきだとの機運が高まる中、当時司令官だった牛島満中将の孫が、保像・公開の意義を語る。AERA 2021年1月11日号から。■沖縄...
東京などの首都圏の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、菅義偉政権は1月7日、1都3県に対して2度目の緊急事態宣言を発出した。 昨年4月、コロナ感染第1波の際には国が主導して全国に出した緊急事態宣言。今回は東京都の小池百合子知事ら1都3県の知事がコロナ対策を担当する西村康稔経済再生相らに申し入れたこ...
2019年10月に焼失した首里城の再建計画が動き出した。中心となるのは、前回再建の担い手たちの子や弟子の世代だ。磨き上げた腕と経験を生かす機会が間もなく来る。AERA 2021年1月11日号から。* * * 鮮やかな朱で全面を彩られ、「赤い城」とも呼ばれる首里城。赤瓦の屋根や弁柄が施された壁面...