戦後史秘話「中国軍」が沖縄にいた! (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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戦後史秘話「中国軍」が沖縄にいた!

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 沖縄戦終結から今年で69年。知られざる戦後沖縄の新たな一面が明らかになってきた。第2次世界大戦直後、沖縄に残された米軍の武器や物資が集められた場所があった。鉄条網で囲まれたそのエリアは「チャイナ陣地」と呼ばれ、中国軍の兵士たちが駐留していたという。

 8年前、社会科教師の森岡稔さん(39)は、沖縄本島の中ほど、うるま市にある与勝第二中学校に勤務していた。平和学習をするために、地元のお年寄りに沖縄戦の話を聞いていたとき、不思議な言葉を聞いた。

「住民が米軍の収容所から戻ってきたときにはね、もうそこには『チャイナ陣地』ができていて、中国の部隊がいたわけさ」

 チャイナ陣地というのは、中国の部隊がいた場所の通称のようだった。なぜ中国の兵隊が沖縄にいたのか? 不思議に思い、顧問をしていた社会科クラブの活動で取り上げることにした。生徒たちとともに、村史・町史などの資料を調べ、住民たちに聞いて回った。

「チャイナ陣地について載っている文献はほとんどありませんでした。地元のお年寄りだけが知っていて、下の世代には語り継がれていませんでした」


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