佐村河内氏 少女との「運命の出会い」も仕込みだった? (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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佐村河内氏 少女との「運命の出会い」も仕込みだった?

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2月12日に公表された便箋8枚にわたる直筆の謝罪文。「嘘に嘘を重ね」「自分を偽って生きて来たことを深く恥じ」などというが、傷つけられた人たちへの言葉は少ない(撮影/写真部・植田真紗美)

2月12日に公表された便箋8枚にわたる直筆の謝罪文。「嘘に嘘を重ね」「自分を偽って生きて来たことを深く恥じ」などというが、傷つけられた人たちへの言葉は少ない(撮影/写真部・植田真紗美)

 ゴーストライターの存在が明らかになり、大きな話題を呼んでいる佐村河内(さむらごうち)守氏(50)。彼の築いた虚構は、その周囲の人々にも影響を与えている。

 東日本大震災の被災地でも、人々の心に深い傷を残している。宮城県石巻市に在住する井上晃雄さん(84)は、創業92年を誇る楽器店の3代目。ほかにピアノ教室を開くなど、音楽を通して教育産業に尽力している。

 少しずつ復興への道を歩み始めていた2012年10月。井上さんのもとを一人の女性が訪ねてくる。佐村河内氏のテレビ番組の制作スタッフを名乗り、

「震災で親を亡くし、つらい思いをしている子はいないか」

 そう尋ねたという。心当たりはあったが、井上さんは名前を思い出せなかった。それを聞いた制作スタッフは独自に調査し、震災当時小学校2年生だった少女を見つけ出す。津波でシングルマザーだった母親を失った少女と佐村河内氏はその後、1日に何通ものメールのやり取りをし、またしばしば石巻を訪ねるなど交流を深めていく。


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