第48回 秋葉原「AKIBAカルチャーズ劇場」支配人 鈴木美紗乃さんインタビュー パート2 |AERA dot. (アエラドット)

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第48回 秋葉原「AKIBAカルチャーズ劇場」支配人 鈴木美紗乃さんインタビュー パート2

文・原田和典

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2014年7月の新人公演記者会見。mImi、アモレカリーナ、ハコイリ♡ムスメ、Girls Forever.、アイドルネッサンスが登場(画像協力・AKIBAカルチャーズ劇場)

2014年7月の新人公演記者会見。mImi、アモレカリーナ、ハコイリ♡ムスメ、Girls Forever.、アイドルネッサンスが登場(画像協力・AKIBAカルチャーズ劇場)

ハコイリ♡ムスメ(画像協力・AKIBAカルチャーズ劇場)

ハコイリ♡ムスメ(画像協力・AKIBAカルチャーズ劇場)

「AKIBAカルチャーズ劇場」出演中のハコイリ♡ムスメ(画像協力・AKIBAカルチャーズ劇場)

「AKIBAカルチャーズ劇場」出演中のハコイリ♡ムスメ(画像協力・AKIBAカルチャーズ劇場)

楽屋の壁にあるハコイリ♡ムスメのサイン(画像協力・AKIBAカルチャーズ劇場)

楽屋の壁にあるハコイリ♡ムスメのサイン(画像協力・AKIBAカルチャーズ劇場)

ハコイリ♡ムスメの振り付けを担当するミキティー本物さん(左)(画像協力・AKIBAカルチャーズ劇場)

ハコイリ♡ムスメの振り付けを担当するミキティー本物さん(左)(画像協力・AKIBAカルチャーズ劇場)

鈴木美紗乃さん(画像協力・AKIBAカルチャーズ劇場)

鈴木美紗乃さん(画像協力・AKIBAカルチャーズ劇場)

(画像協力・AKIBAカルチャーズ劇場)

(画像協力・AKIBAカルチャーズ劇場)

 秋葉原「AKIBAカルチャーズ劇場」支配人、鈴木美紗乃さんインタビューの第2回をお届けする。アイドル等のライブ・イベントを専門的にほぼ毎日行なう秋葉原の常設劇場としてオープンして、ちょうど2年。今回は、同劇場の名物アクトのひとつであるハコイリ♡ムスメを中心にお話をうかがった。

<第2回 ハコイリ♡ムスメは女優になるためのステップとしても考えているので、演技でも魅力を伝えられたらと思っています>

――AKIBAカルチャーズ劇場もこの10月1日から3年目に突入しました。独自の企画もさらに充実してきて、劇場自体のファンもどんどん増えているように思います。

鈴木 おかげさまで順調です。オープンした頃は全然右も左もわからないという感じで、いままでお付き合いのある方に出ていただく感じだったんですけど、続けていく中で「この劇場に来なければ見られないもの」も提供したいと思うようになりました。それが去年から始まった「デビュー直前アイドル5組新人公演~真夏のシンデレラたち~」という企画ですね。

――ハコイリ♡ムスメ結成のきっかけは?

鈴木 去年の夏、「うちの劇場だけで見ることのできるグループを作っていきたい」ということで(芸能事務所の)ボックスコーポレーションさんと話し合って結成しました。アイドル・グループに入ってみたいという人を募って社内オーディションをしたんです。新人公演では優勝できなくて2位だったんですけど、応援してくれるファンの方が予想以上に多く、活動を継続することになりました。

――ハコイリ♡ムスメのステージでは、歌だけではなくて演劇も見ることができます。新たなシリーズ「DX劇団ハコムス」も楽しみです。(隔週火曜、初日は10月27日)。演技を取り入れるのもプロデューサーである鈴木さんの考えですか?

鈴木 そうです。将来、女優になるためのステップとしても考えているので、演技でも魅力を伝えられたらと思っています。

――歌の選曲はほとんど80年代アイドルのカヴァーですよね。おニャン子クラブの《避暑地の森の天使たち》とか三浦理恵子の《日曜はダメよ》とか。当時、青春を過ごした、今40代半ばぐらいのひとが選曲に関わっているのかなと想像しているのですが。

鈴木 全部、私が選曲しています(笑)。一番最初に好きになったアイドルがおニャン子クラブだったので……。

――おお! でも、おニャン子は鈴木さんの世代のアイドルではないですよね。(1985年結成、87年解散)

鈴木 さかのぼって好きになったんですよ。再結成されて《ショーミキゲン》という曲を出して、昔の映像がいろいろDVDになった頃ですね(2002年)。古本屋で「DUNK」(「ダンク」と読む。84年から90年にかけて集英社から出ていたアイドル月刊誌。85~87年はほぼ、おニャン子の情報誌と化していた)を揃えたり……。80年代や90年代のアイドルには今のアイドルとはまた違う魅力があるし、そっちはそっちですごく好きです。ボックスコーポレーションのマネージャーさんはCoCo(89年結成、94年解散)が大好きで、ハコイリ♡ムスメができたときに「その辺の曲を歌わせましょうか」という話になったんです。おニャン子はソロも含めるとすごい数の曲があって、あの時代の良い歌謡曲の要素がいっぱい入っています。最初に歌わせようと思ったのが《避暑地の森の天使たち》。おしとやかな女の子というかイメージ、男の人がイメージするかわいらしい女の子を表現した曲だと思います。ハコムスの女の子たちに、これを歌わせたいというのはすごくありましたね。あとは《夏休みは終わらない》。おニャン子のライブでも最後のほうに歌われたり、すごく象徴的な歌なので。

――ハコムスの皆さんにとっては「自分の親の世代の曲」だと思うんです。それを歌うことについてどう感じているのでしょうか? 明らかに今のアイドル・ソングとは違う曲調じゃないですか。

鈴木 メンバーたちはもともと、そんなにアイドルの曲を聴いたことがなかったみたいです。今のアイドルをどっぷり聴いている子なら「えっ、これがアイドルの曲?」みたいに感じたかもしれないですけど、その土台がないからか、逆に(昔のアイドル・ソングを)すんなり受け入れて好きになってくれてますね。

――《夏に急かされて》などオリジナル曲も、なんというか、すごく“やさしい”響きが印象的です。アイドル・グループのプロデュースをなさってみて、いかがですか?

鈴木 若い女の子たちばかりなので、意見が揃わないこともあるし、どうまとめていくかが一番難しいですね。何のためにやっているのか、どうやったらよりよいものになるのかを本人たちにも考えさせて、育てていく。でもお客さんからいい反応が返ってきたときは嬉しいです。7月に最年長の門前亜里が受験のために卒業して、結構メンバーたちも不安だったと思うんですけど、今のリーダーの鉄戸美桜もちゃんとまとめてくれるようになって、グループとしてもずいぶんしっかりしてきました。

――振り付けは「千年に一度のゲイアイドル」、二丁ハロのミキティ―本物さんが担当しています。すごくかわいらしいダンスです。

鈴木 最近はいろんな振り付けをしているんですけど、ハコムスを始めたときはまだBiSさんぐらいしか担当していなかったと思います。私はもともと友達で、「ハコムスの振り付けを誰にしようか」というときに「ミキティーだったらいいんじゃないか」と推薦したんです。ミキティーはハロプロ(ハロー!プロジェクト)が大好きで、ずっと(新宿)二丁目でハロプロの曲を踊ってたんですよ。ハロプロの曲は何百曲も踊れるんですよ、ハロプロが体の中にしみついている。もともとバレエをやっているし、絶対かわいらしい曲の振り付けもできるはずだと思って依頼したらぴったりハマりました。

――10月から二丁ハロさんの定期公演が始まりました(「Bar 二丁ハロへようこそ」、隔週水曜。初日は10月28日)。いわゆる男性の方がメインで登場するのは今回が初めてですか?

鈴木 初めてです。でも、メインは毎回ゲストで登場する女性アイドルです。二丁ハロはホスト役としてMCをしたりゲストの話を聞いたりという立ち位置ですね。

――二丁ハロさんといえば、つくばテレビで放送されていた番組「アップアップガールズ(仮)」の中の、アプガさんとのダンス対決が強烈でした。

鈴木 あれが一番最初のテレビ出演だったと思います(2011年)。まだそのときは二丁ハロという名前もなくて、ただ二丁目で踊っているだけの子たちだった。本当にハロプロが大好きで、「いつかハロプロと共演したい」とずっと言っていたので、じゃあウチ(つくばテレビ)で元ハロプロエッグの番組が始まるから出てみたらと誘ったんです。とくにミキティーはアイドル的な存在だったので、二丁目からちょっと引っ張ってきた感じですね。 [次回12/7(月)更新予定]

■AKIBAカルチャーズ劇場オフィシャルサイト
http://akibalive.jp/
■AKIBAカルチャーズ劇場オフィシャルツイッター
https://twitter.com/AkibaCultures?ref_src=twsrc%5Etfw
■ハコイリ♡ムスメ オフィシャルサイト
http://hakoiri-musume.com/
■二丁ハロ オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/nichohalo/


(更新 2015.11. 9 )


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プロフィール

原田 和典(はらだ・かずのり)

 北海道出身。ジャズ誌編集長を経て、現在は音楽、映画、演芸など様々なエンタテインメントに関する話題を新聞、雑誌、CDライナーノーツ、ウェブ他に執筆。著書は『元祖コテコテ・デラックス』『世界最高のジャズ』他多数、共著に『アイドル・ソング・クロニクル2002-2012』等。ブログ「原田和典『ブログ人』」に近況を掲載。twitterアカウントは @KazzHarada

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