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後藤雅洋[ジャズ喫茶B級名盤]

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  • 第20回 Al Cohn / Standards of excellence / Concord  (2013.2.28)

     アル・アンド・ズートの名テナー・コンビで知られたアル・コーン、しかし正直言ってこのバンド、どちらかというとズート・シムズの名前で売れているんじゃなかろうか。というのも、チーム・プレイではアルの存在が効いているのは間違いないのだけど、各々のリーダー作となるとやはりズートに分がある。 ズートの演奏はミ...

  • 第19回 Thomas Pelzer Limited / Vogel  (2013.1.31)

     ヨーロッパ盤の常、材質が柔らかいのでカドが少々ヘナヘナしてるジャケットを眺めれば、1974年録音とある。当時まだ輸入が少なかったベルギーのヴォーゲル・レーベルはフレッド・ヴァン・ホーフなど、どちらかというとフリー系で有名。ジャケット・デザインも、当時ドイツ・フリー系レーベルの代表、FMPに似たシン...

  • 第18回 Charlie Rouse / Moment’s Notice / Jazzcraft  (2012.12.28)

     チャーリー・ラウズには、あのセロニアス・モンク・カルテットのテナー奏者というイメージが強烈に付きまとっている。つまり、いわゆる“モンクス・ミュージック”の構成要員として、ジャズファンの記憶の整理箪笥にしまい込まれているようなのである。かく言う私自身が、ラウズを一個のジャズマンとしてキチンと見ていな...

  • 第17回 George Coleman / Ronnie Scott's presents George Coleman ‘Live’ / PYE  (2012.11.22)

     マイルス・デイヴィスの名盤『フォア・アンド・モア』(Columbia)にサイドマンとして参加していながら、もっぱら話題となるのはまだ10代で驚異的デビューを果たしたトニー・ウィリアムスで、「そういえば、テナーは誰だっけ」などと、ジョージ・コールマンはまさに日陰の存在だ。 冷静に聴いてみれば、マイル...

  • 第16回 Jimmy Smith / Cool Blues / Blue Note  (2012.10.25)

     前回に続いてBNLT999シリーズの未発表隠れ名盤をご紹介しよう。オルガンジャズの王者ジミー・スミスのライヴ盤だが、1958年のクラブ「スモールズ」における実況ということは、もし正規盤として発売されていたら、ギリギリ、あの栄光のブルーノート1500番台にその名を残していた可能性も無くは無いわけだ。...

  • 第15回 Dexter Gordon / Clubhouse / Blue Note  (2012.9.27)

     現在EMIミュージック・ジャパンから「BNLT 999シリーズ」としてブルーノート・レーベルの旧作が再発されている。ブルーノートと言えば1500番台シリーズ4000番台シリーズが有名だが、後期BNLTシリーズは「よくわからないブルーノート」として片付けられがちだった。いわゆる「未発表シリーズ」で、...

  • 第14回 Gene Ammons / Goodbye / Prestige  (2012.7.12)

     結局「B級名盤」などと言われてしまうのは、ファンの「盲点・死角」がいくつか重なった結果なのでは無いだろうか。このアルバムなどまさにその典型だろう。まず「70年代プレスティッジ」というところがネックになる。超弩級名盤『サキソフォン・コロッサス』、文句なし名演マイルス「ing4部作」、そしてエリック・...

  • 第13回 Cannonball Adderley With Milt Jackson / Things Are Getting Better / Riverside  (2012.6. 7)

     ジャズ喫茶名盤にはちょっと変わった特徴がある。それは「かけやすい」ということ。当たり前のようだが、これがけっこう難しい。どんな名盤でも「あ、またかかった」じゃまずいのだ。だから、キース・ジャレットの『ケルン・コンサート』(ECM)やら、マル・ウォルドロンの『レフト・アローン』(Bethlehem)...

  • 第12回 Sony Rollins / Brass And Trio / Metro Jazz  (2012.4.26)

     ソニー・ロリンズがB級であるはずが無い。だからこれは、「ソニー・ロリンズのアルバムとしては」という意味にとっていただきたい。ロリンズほどの大物となると、当然名盤も綺羅星のごとく数え上げられる。50年代から60年代にかけての、たとえば『サキソフォン・コロッサス』(Prestige)やら『ヴィレッジ・...

  • 第11回 Shirley Scott / Blues Everywhere / Candid  (2012.3. 8)

     前回ご紹介のリッキー・ウッダードに引き続き、これもまた新生キャンディド作品。ミュージシャンは知る人ぞ知る女性オルガニスト、シャーリー・スコットだ。しかしブルーノートにスタンレイ・タレンタインとおしどり夫婦でアルバムを吹き込んだこともある彼女が、90年代になっても元気に新譜を出していたことや、オルガ...

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