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【肝がん治療・全国24位】世界に認められた技術で信頼を得る福山市民病院 大学病院に引けを取らない
がんの治療実績を「数」で比較をすると、全国から患者が集まるがん専門病院や人口の多い大都市圏の大学病院が上位を占めることになります。しかし、そうした病院がない地域では中核病院、市民病院や総合病院などがその役割を担うことがあり、大学病院と同等の医療水準を求められることも珍しくありません。福山市民病院(広島県福山市)もそのひとつで、肝がん治療において全国24位、中国・四国地域5位です(週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院2023』調査による、2021年治療数)。これだけの実績を上げられる理由を探りました。

【病院ランキング】肝がん治療数全国トップ40病院 3位東大病院、2位仙台厚生病院、1位順天堂大学順天堂医院
肝がんの多くは、C型・B型などの肝炎ウイルスによる肝炎が進行して肝硬変になり、その結果がんを発症します。かつては肝がんになった人の9割以上がその流れでしたが、近年その割合は減少しています。ウイルス性が減ったぶん、アルコール性肝障害や、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)が原因でがんになる人の割合が増えています。週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院』は毎年、全国の病院の1年間の手術数を調査しており、創刊21年目を迎えた2023年版では、2021年1年間に実施された手術数のランキングを掲載しています。ここでは、肝がん治療数の全国ランキングをお届けします。




