田原総一朗氏 仙谷氏は「政権党の政治」をやった唯一の民主党議員と評す
週刊朝日自民党の圧勝、民主党の崩壊で幕を閉じた第46回衆議院選挙。民主党は、党の重鎮である仙谷由人氏が落選した。ジャーナリストの田原総一朗氏は、仙谷氏に対する世論、民主党議員たちの冷ややかさに疑問を持ち、仙谷氏こそ政権党の政治を貫いた人だったと言う。* * * 民主党政権最初の総理だった鳩山由紀夫元首...
自民党の圧勝、民主党の崩壊で幕を閉じた第46回衆議院選挙。民主党は、党の重鎮である仙谷由人氏が落選した。ジャーナリストの田原総一朗氏は、仙谷氏に対する世論、民主党議員たちの冷ややかさに疑問を持ち、仙谷氏こそ政権党の政治を貫いた人だったと言う。* * * 民主党政権最初の総理だった鳩山由紀夫元首...
16日に行われた衆議院選挙は、自民党と公明党が合わせて325議席を獲得し、民主党は57議席と惨敗した。ジャーナリストの田原総一朗氏は「これは民主党が第三極に没落したことを意味している」と指摘する。* * * 2009年の総選挙では、自民党は大敗したとはいえ119議席を獲得し、その前の05年総選...
「原発ゼロの社会をつくることが、事故に直面してきた私の責任であり義務だ」 12月5日夜、京王線府中駅前で握りこぶしを振るっていたのは、東京18区の菅直人前首相(66)。お立ち台のビール箱にも、傍らの旗にも「原発ゼロ」の文字が躍り、30分間の演説はすべて原発問題。その姿はさながら“反原発の市民運動家”...
さまざまな党が乱立する今回の衆院選。その行方を、政治評論家の森田実氏と時事通信社解説委員の田崎史郎氏は次のように読む。* * *森田:青森は自民が総取りしそうです。岩手1区の達増陽子(47・未来)は達増拓也知事(48)の妻で、後援会の評判が良く、なかなか強い。4区の小沢一郎さん(70)はもちろ...
11月16日に衆院が解散された。作家の室井佑月氏は、解散の条件を知り、問題をすり替える野田佳彦首相を「汚い」という。* * * 野田さんは、解散の条件に議員の定数削減をあげた。それは表向き、「国民だけに痛みを強いるのは堪えられないから」となっているが、問題のすり替えだ。 かつて野田さんは「シロ...
巨大な地殻変動が近づきつつある永田町。権力を失う者がいる一方、“わが世の春”を謳歌するセンセイたちもいる。 その筆頭が、民主党の安住淳幹事長代行(50)。権威に陰りが見える輿石東幹事長に代わり、着々と勢力を伸ばしているという。「テレビでは『解散を知らなかった』と、とぼけていたが、岡田克也副総理、藤...
12月4日に公示され、幕を開ける衆院選。「泥船から逃げ出せ」と民主党では離党が相次ぎ、自公の候補は与党の座に舌なめずり。第三極の動きも活発化している。しかし、選挙が終わったあと、政界はどう動くのか。政治評論家の森田実氏と時事通信社解説委員の田崎史郎氏が分析する。* * *田崎:選挙後ですが、予...
衆院選の熱気が増す中、突如、政界引退を表明した鳩山由紀夫元首相(65)。最後まで異次元レベルの行動で、周囲を戸惑わせた。 「9月に鳩山さんが著書『民主党の原点』を出したときは、関係者に本を配ったりして、まだまだやる気を見せていたようだ。このタイミングでの豹変はあまりに不可解です」(地元北海道の民主...
民主党にとって、厳しい状況下での選挙が始まろうとしている。それは大臣クラスの議員にとっても変わらない。 新設大学の認可をめぐってお騒がせの田中真紀子文科相も、崖っぷちに追い込まれているという。地元新潟5区の情勢は今のところ、旧山古志村の元村長で自民現職の長島忠美氏(61)が優勢だ。真紀子氏を長く支...
来月16日に投開票を迎える衆院選。支持率の低下が著しい民主党にとって、苦しい状況だ。それは首相経験者でも変わらない。なかでも厳しい戦いを強いられそうなのが、東京18区の菅直人前首相だ。前武蔵野市長の土屋正忠氏(自民)とは互角とみられているが、ここに無所属の横粂勝仁氏、さらに第三極の候補者まで絡めば...