姜尚中「コロナ禍の息苦しさが『自粛警察』というファシズムを引き起こしている」
AERA政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * コロナ禍で息苦しく、酸欠状態で死にそう、そんな思いが広がっているのではないでしょうか。なぜこんなに息苦しいのかを少し考えてみましょう。 イタリアが生んだ偉大な人...
政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * コロナ禍で息苦しく、酸欠状態で死にそう、そんな思いが広がっているのではないでしょうか。なぜこんなに息苦しいのかを少し考えてみましょう。 イタリアが生んだ偉大な人...
政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * 新型コロナウイルスの国内感染者は1万人の大台を超え、東京都だけでも累計3千人を突破するという状況が続いています。こうした非常事態で政府の批判やそのやり方に苦言を呈...
政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * 政府はやっと重い腰を上げ、緊急事態宣言の発出に踏み切りました。この間のスピード感のなさと...
政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * 新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。ついに東京オリンピック・パラリンピックの開催を1年程度延期することで合意されました。 すでに米国のトランプ大統領は「こ...
政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * 新型コロナウイルスによる感染症に対応するという名目で新型インフルエンザ等対策特別措置法(以下、特措法)の改正案が閣議決定されました。改正案では2年を限度に政令で定...
政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * 新型コロナウイルス感染をこれ以上拡大させないために、日本政府は大規模イベントの自粛を要請しました。今回のウイルス騒ぎで閉塞感を感じている方も多いことでしょう。 し...
政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * 新型コロナウイルスが猛威をふるっています。世界中に感染者が広がるにつれ、欧米ではアジア系の人に対する排他主義や人種差別が露わになりました。イタリアの国立音楽院の東...
政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * 日米安全保障条約が改定から60年を迎えました。そこで改めて安保条約の何が問題で何が足りないのかということを考えてみたいと思います。日米安保を国家の不動の軸芯とみな...
政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * イスラム革命防衛隊のソレイマニ司令官殺害から始まったイランと米国の緊張関係。報復を表明したイランがイラクの米軍基地に放ったミサイルは十数発で米国側の人的被害はなく...
政治学者の姜尚中さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、政治学的視点からアプローチします。* * * 平成の終わりから令和にかけて何が一番問われたのか。それは沈み込んで行く国のあり方でした。閉塞感が社会の澱んだ空気となり、ラグビーW杯という想定外の効果をもたらした...