年齢を重ねるにつれ、どんな人でも耳の機能が衰え、「聞こえ」は悪くなっていくものです。それを「年だから仕方ない」とあきらめていませんか?

 実は、難聴は「認知症」に関係があることが、最新の研究で注目されています。認知症のうち約35%は、予防・修正が可能な要因により起こると考えられており、そのリスク因子のなかで「中年期以降の難聴」が、最も多くの割合を占めているというのです(ランセット国際委員会報告より)。

 聴力低下を放置していると聴力だけでなく、脳の働きまで衰えてしまう可能性があります。また、65歳以上の約3割にあるといわれる「耳鳴り」も難聴と関係していて、耳鳴りのある人の多くに難聴があるとされています。

 家族や友人たちとの交流を楽しみ、社会活動を続け、脳の働きを維持するには、いつまでも「聞こえる耳」であることが重要です。

 そこで、「聴力低下・耳鳴りを改善 聞こえる耳で脳を元気に!」と題して、聞こえについての講演会を企画しました。難聴の問題点と治療法、補聴器と病院の上手な選び方、補聴器が合わないときの対処法まで、専門の医師が解説します。

 本講演会は、慶応義塾大学医学部耳鼻咽喉科教授・小川郁医師が監修した週刊朝日ムック『「よく聞こえない」ときの耳の本 2020年版』(9月3日発売)の出版記念講演会です。

 ぜひ、足をお運びください。

【開催日時】
2019年10月30日(水)15:30~17:30(15:00開場)※予定

【場  所】
浜離宮朝日ホール 小ホール
(〒104-8011東京都中央区築地5-3-2 朝日新聞東京本社 新館2階)
「築地市場駅」都営大江戸線(A2出口)すぐ
地図は⇒こちら

【プログラム】
■講演1
「難聴・耳鳴りが脳にあたえる影響 —補聴器と病院の上手な選び方―」
講師:慶応義塾大学医学部 耳鼻咽喉科 教授 小川 郁 先生

■講演2
「補聴器でよく聞こえないときには —人工内耳と骨固定型補聴器―」
進行役:慶応義塾大学医学部 耳鼻咽喉科 教授 小川 郁 先生
パネリスト:東京大学病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科科長 教授 山岨 達也 先生
パネリスト:愛媛大学医学系研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学 教授 羽藤 直人 先生

【参加人数】
限定200人(要事前予約・抽選、参加無料)

【応募方法】
申込みは締め切りました。

たくさんのご応募ありがとうございます。

【主催】
朝日新聞出版

【協賛】
日本コクレア
オーティコン補聴器

【お問い合わせ先】
メール:seminar@asahi.com
電話:03-5540-7665(平日10時~17時 担当:与儀、東山)
※定員を超えるご応募をいただいており、新規のお申込みはご遠慮いただいております。