市川紗椰さん (c)朝日新聞社
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 まずこのタイトルだ。どっきり番組でタレントを騙す際のにわかに作られたニセ番組のようなベタさ。途中でヘルメットを被った野呂圭介(古っ!)が「どっきりカメラ」のプラカードを掲げて出て来るんじゃないかと思うほど。

 いやいや、今となっては、いっそ「どっきり」であってくれれば……。そう願う関係者も多いことだろう。

 メインパートナー(キャスターではない)の市川紗椰が終始キョドキョド、視線が定まらないのも、「どっきりカメラ」の看板を探しているのではなかろうか。

 にしても、フジテレビはよっぽど“孤独”とみえる。「みんなのニュース」に、「あなたの時間」。視聴者に必死に呼びかけてみるが、“みんな”にも“あなた”にもかまってもらえず。誰か一緒に遊んであげて~!

 番組開始前、メインに決まっていたホラッチョ川上(うっ、名前が思い出せない)が学歴詐称疑惑で消え、とり残されたかたちの市川。ホラッチョの横で適当に相槌打っておけば、キャスターの肩書も増え、箔がつくと軽?い気持ちで引き受けたのに、フタを開ければ自分がメインに。ダチョウ倶楽部の竜ちゃんばりに「聞いてないよ~」と叫んだに違いない。

 番組開始当初はオープニングとエンディングに日替わりで洋楽を放送。エンディングはともかく、オープニングでこんなことをやって有事の時にはどうするの? と思っていたら、地震の際、報道番組のはずが地震特番に差し替えられたことで納得。有事の時に放送しない報道番組、斬新すぎる……。

 そうこうしているうちに1か月が経過。桑田佳祐による番組のテーマソング「百万本の赤い薔薇」ができたと大はしゃぎ。歌詞の中に「OH!紗椰」などと市川の名前が入るという視聴者にはまったくもってどうでもいい話。テコ入れするところ、完全に間違えてるな、こりゃ。「SAYAのニュースなSASAYAKI」に「市川紗椰を野球場に連れていこう」「相撲マニア紗椰の市川部屋」「紗椰'sウェザー」と紗椰の大安売りに正直うんざり。本人が一番うんざりしているようで、「タモリ倶楽部」に鉄オタとして出てきた時のような目の輝きがまったく見られない。

 市川といえば、ブラ姿で「ときはなつ。キツキツベタベタの1日から私をときはなつ」とやるCMでも話題だが、一刻も早く番組から解放するのが、世のため人のため本人のため、ということで今月のダラクシー賞を贈呈する。

●ひやま・たまみ “旬の顔”で近藤正臣さんにインタビューさせていただきました。私の中でイケメンといえば海外ではアラン・ドロン、国内では正臣さま。未来永劫ずっとです。