【ドラマのミカタ】挑戦を続けるカンテレの心意気
視聴率は初回から低迷。しかし、SNSなどのネット上では、「よくやってくれた」と、やんやの喝采を浴びている。 その物語は実に挑戦的だ。ある日、仲間をボコボコにされたトビオ(窪田正孝)たちは、いたずら心で不良たちの通う高校に小型爆弾を仕掛けた。「ちょっとビビらせてやろう」のはずが、まさかの大爆発が起き...
視聴率は初回から低迷。しかし、SNSなどのネット上では、「よくやってくれた」と、やんやの喝采を浴びている。 その物語は実に挑戦的だ。ある日、仲間をボコボコにされたトビオ(窪田正孝)たちは、いたずら心で不良たちの通う高校に小型爆弾を仕掛けた。「ちょっとビビらせてやろう」のはずが、まさかの大爆発が起き...
●「松居一代」報道の過熱ぶり 放送しなかったのはNHKとテレ東だけ 7月13日午前8時、洗顔と身支度を終えてテレビ画面に向かうと、女優・松居一代氏の映像が目に飛び込んできた。「負ける戦いはしませんよ。悪魔は必ず罰せられるんです」と、異様な表情でおどろおどろしく語りかける動画に気分が悪くなり、直ちにチ...
40年目を迎える今年のテーマは「告白~勇気を出して伝えよう~」。総合司会に羽鳥慎一と水ト麻美アナ。メインパーソナリティは嵐・櫻井翔、NEWS小山慶一郎、KAT―TUN亀梨和也のジャニーズ3人衆。チャリティパーソナリティに石原さとみ、サポーターとして徳光和夫、東野幸治、宮迫博之、後藤輝基、渡部建、梅...
●意欲作・異色作に活発な議論 今月は各ジャンルで意欲的な企画や異色の作品が数多くみられ、賛否も含め活発な議論が交わされた。 ドキュメンタリーで月間賞に選ばれたのは、「沖ノ島~藤原新也が見た祈りの原点~」(九州朝日放送)。今年7月に世界文化遺産に登録された神宿る島・沖ノ島を写真家の藤原新也が訪ね、丹念...
ネットの「料理動画」の台頭で、テレビの料理番組はもはやオワコン? いえいえ、全国にはまだまだ人気の料理番組が多数存在する。その現状を探ってみると、これからも料理番組がテレビの人気コンテンツであるための条件、共通点のようなものが見えてきた。●キーワード(1)「キャラクター」 料理番組に名キャラあり。...
まさに「飯テロ、極まれり」。深夜1時にこれでもか、というほど甘味を見せられる「さぼリーマン甘太朗」。正直、全然期待していなかったし、私は甘党というわけでもないのだが、自分でも不思議なほど引きつけられている。 それにしても、連ドラ初主演となる尾上松也の役作りが素晴らしい……と書くのは正しくない気がす...
●強行採決に官邸のウソ、不適切発言 丁寧に報道した民放と比べNHKの姿勢は「?」 7月2日、東京都議会議員選挙で自民党は、歴史的な大敗を喫した。逆風を受けての選挙だけに、当初から苦戦は予想されていたが、ここまでとは、誰にも予測できない敗北だった。この逆風はその後も収まらず、安倍政権にもっとも好意的と...
断捨離ブームのせいで、モノを持たないことが美徳とされる風潮がある。モノも脂肪も貯め込む一方の人間にとっては住みにくい世の中になったものだ。そんなことはわかっちゃいる。わかっちゃいるけどやめられないと植木等も言っているではないか。3年前の週刊誌もVHSテープも大量の紙袋も、いつか何かの役に立つのでは...
●春の連続ドラマ やや低調 月間賞になったノーナレ「ミアタリ」(NHK)は、ナレーションなしで展開する新しい制作スタイルがこれまでも度々月評会で話題になっていた。特に今回のテーマは、手配写真だけで犯人の顔を記憶して探す刑事を取り上げていたために、映像に集中することができたなどと評価された。同じく月間...
テレビとラジオの批評誌「GALAC」で連載中の、メディアコンサルタント・境治さんのコラム。8月号では、5月に放送された「ワイドナショー」で報じた宮崎駿監督の引退発言が、謝った情報だったことが判明した件を受け、その根っこにあるものについて書いている。* * *●真偽チェックの甘さ この原稿が世に...